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ハートランド(渡良瀬遊水地) 私が案内します Vol.44

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栃木県栃木市

■プロの自然解説者
佐々木洋(ささきひろし)さん

▽自然と仲良くなって「地域の宝」を再発見
「遊水地にも今、パンダが来ています」。会場の約250人の目線が、「えっ」と私に集まります。スクリーンに映したのは、カモの仲間のミコアイサ。白い羽毛、目の周りの黒い縁取りがそっくりで、愛称が「パンダガモ」(写真右下)。冬にやって来る人気者です。「ここは、野鳥の『ハブ空港』。国際線、国内線さながらに鳥たちがここに集まってきます」
遊水地で人気のコウノトリも、別の視点で。「エサになるドジョウや小魚がいる。自然が豊かな証しなのです」
2月5日、市主催の講演会「地球の宝・栃木の宝渡良瀬遊水地」が市藤岡文化会館で開かれました。講師の私、佐々木洋(同上と左下)はプロの自然解説者です。「自然の扉」を開く話を75分間。聴き終えた皆さんが、会館を出れば眼前に広がる「地域の宝」をより身近に感じてもらえたら嬉しいですね。
自然観察を指導したり、生き物の魅力を伝えたり、自然と仲良くして面白さと大切さを案内するのが私の仕事です。30余年で約40万人を案内しました。タヌキの帽子がシンボルマーク。17年前、NHKの番組「ダーウィンが来た!」で東京のタヌキを大捜索する回に出演。好評で、それ以来子どもさんのいる場ではかぶります。
遊水地には毎年少なくとも2、3回は来ています。広大なヨシ原が大好きです。出身の東京・小岩は、子どもの頃はヨシ原がいっぱいでした。ここにはタイムカプセルのように残っていて、自分の原風景だと感じます。
講演会の最後に、こう言いました。「私は遊水地の大ファンです。皆さんの仲間に加えてください」。ヨシ原の探検などを一緒に企画したいですね。
渡良瀬遊水地課は(【電話】62-0919)。

※写真は、本紙またはPDF版32ページをご覧ください。

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