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健康情報

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栃木県栃木市

■HPVワクチンについて知ってください
がんの種類はさまざまあり、ウイルス感染が原因で起こるがんがあります。そのひとつに子宮頸がんがあります。子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。

●何人くらいが子宮頸がんになるの?
日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。
20歳代から増え始めて30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間で約1,000人います。

出典:国立がんセンターがん情報サービス
2019年全国推計値に基づく累積罹患リスク
2021年累積死亡リスク、人口動態統計がん死亡データより

●子宮頸がんで苦しまないためにできることが2つあります
▽(1)HPVワクチンの接種
小学6年から高校1年相当の女の子を対象に子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐワクチン接種が定期接種として受けられます。(※)令和5年4月から、今までの2価、4価ワクチンに加え、9価ワクチンも定期接種で接種できるようになりました。
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類のものがあり、HPVワクチンは、このうちの一部の感染を防ぐことができます。2価と4価ワクチンは、子宮頸がんの原因の50~70%防ぐことができ、9価ワクチンなら80~90%予防が可能です。
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▽(2)子宮頸がん検診の受診
HPVワクチンを受けていても子宮頸がん検診は必要です。20歳を過ぎたら、2年に1度検診を受けることが大切です。
※平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性で、小学6年から高校1年のころに接種の機会を逃した方は、令和6年度末まで定期接種として無料で接種ができます

●HPVワクチンのリスク
筋肉注射という方法で接種し、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。まれに、重いアレルギー症状や神経性の症状、広範囲の痛みや手足の動かしにくさ、不随意運動といった症状が起こることがあります。気になる症状がでたらすぐにお医者さんに相談しましょう。
すべてのワクチン接種には効果とリスクがあります。
HPVワクチンについて知っていただき、接種を希望するときは保護者のかたやお医者さんとよく相談しましょう。子宮頸がんやHPVワクチン、検診のことをもっと詳しく知りたい方は厚生労働省のホームページをご覧ください。(右の2次元コードを参照ください)

問合せ:健康増進課
【電話】25-3512

■令和5年度けんしんのお知らせ
令和5年度の健康診断の案内を、5月下旬に送付します。世帯主宛ての封筒に、20歳以上の方1人1冊の「けんしんパスポート」と、世帯に1冊の「けんしんガイドブック」が入っています。
集団検診の日程については、けんしんガイドブック、または次号以降の広報とちぎをご覧ください。予約受付は5月24日(水)から開始します。予約開始日から数日間は電話がつながりにくい場合がありますので、パソコンやスマートフォン等から簡単に予約のできるインターネット予約をお勧めします。

問合せ:健康増進課
【電話】25-3511

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