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自治体の皆さまへ

ハートランド(渡良瀬遊水地) 私が案内します Vol.47

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栃木県栃木市

■ホタルの里づくり
松平親夫(まつだいらちかお) 会長ら

▽湧き水の谷でゲンジボタルを育て鑑賞会
夕刻、次々に人が集まってきました。6月上旬、ここは遊水地の東端にある「のぎ水辺の楽校」。私、松平親夫(写真上の前列中央右)は、楽校の応援倶楽部(クラブ)の会長です。今宵、私たちが主催し仲間と手作りで、初夏に恒例の「ほたる祭り」を開催します。
日没になり、広場奥の清水谷の木道でオカリナのコンサートが始まりました。演奏も終盤、増えた観衆が丘の斜面の道に幾重にも並んだ午後8時前、暗闇のあちこちから、ぼ~っと淡い光が。高台から見下ろすゲンジボタルのショーの開幕です。ここで育てたものなど計二百数十匹。うち約百匹が次々に明滅、乱舞しています。時折、目前にも。「あっ来た」と歓声が上がりました(写真下=以前に撮影、今は祭り中は木道の立ち入り不可)。
この夜、ピークの午後8時半頃を中心に、約1500人がホタルの飛翔を楽しみました(翌日は雨で中止)。
私たちの活動は、国交省が自然体験の場として水辺の楽校を整備したのを機に12年前に始まりました。ホタルに着目したのは、ここで湧き水が見つかったからでした。きれいな水辺にすむゲンジホタルを育てられれば、ここの豊かな自然の象徴になると考えたのです。水路をつくって水を引き、幼虫が成虫になるための土の床づくり。地元の小学生がホタルを育ててくれたことも。野木町の支援や、多くの仲間などみんなの力で、祭りは今回で10回目の節目を迎えられました。
散策も楽しめます。ホタルを守り育てる作業は一年中続きます。ぜひご参加を。松平会長は(【電話】090-6152-4598)。

※写真など詳細は、本紙またはPDF版32ページをご覧ください。

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