文字サイズ
自治体の皆さまへ

きらりとちぎ人

13/45

栃木県栃木市

栃木市観光ボランティア協会 会長
清田照子(きよたてるこ)さん

栃木市の観光を支える『栃木市観光ボランティア協会』は昭和63年に設立しました。設立時から関わり、その翌年から観光ボランティアガイドを務め35年、会長の清田さんに、その活動についてお話を伺いました。

■一期一会、全員が心を込めて
観光ボランティアガイドをご存じですか?市内外問わず、10人以上の団体から申込みがあれば、無料でガイドを派遣しています。コースは決まっておらず、日時や場所、すべてお客様の希望に沿って名所や旧跡を案内しています。『案内の希望は十人十色。私たちも柔軟な対応が必要になります。』と清田さんは言います。
ボランティアガイドは現在24人。6つの班に分かれ、それぞれが研修会などを企画し、自己研鑽しています。班で活動することで、全員が責任感を持ち、ガイドの質も高めているそう。
「ガイド一人ひとり、全員が主役。無料だからいい加減に、ということなく、みんなが一期一会を大事に、心を込めてご案内しています。」ガイド依頼は、市内外の町内会、公民館活動、団体研修などのほか、最近では小学生の社会科見学も増えているそうです。

■普段の生活では得られない充実感
清田さんがボランティアガイドを始めたきっかけを伺いました。
「私は旅行が好きですが、旅先でされた親切が一番心に残るもの。せっかく栃木市を選んで観光に来てくれた方たちに『自分も楽しい思い出作りのお手伝いをしたい』と思ったことがきっかけです。パンフレットでは伝わらない情報やおもてなしの気持ちを伝えることを心がけています。」
ガイドをしていて、『良かった』と思えるのはどんな時なのでしょうか。
「お客様が心から楽しまれ、感謝されたり『また来るね』と言ってもらえるのが嬉しい。実はリピーターや、口コミで来る方も多いです。2時間ほどの案内でも涙ながらに別れを惜しまれる方もいるし、再会を喜んだり、手紙などの交流を続けてくれる方もいます。日常生活では得がたい喜びで、疲れても嫌な疲れでなく、充実感が残ります。35年間続けていますが、体感的には2、3年です。」と笑顔で語ります。

■ガイドと共に新しい発見を
市民の皆さんもボランティアガイドを利用することが可能です。『普段の散歩と少しだけ違う道を、私たちと一緒に歩くだけで、何か新しい発見があるはず』と清田さん。
また、現在ボランティアガイドを募集中です。『栃木市が大好き』という気持ちさえあれば誰でもできます!とのこと。ご応募は、栃木市観光ボランティア協会【電話】25-2356まで。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU