■釣りの愉しみ
舘野親智(たてのちかとも)さん
前澤利正(まえざわとしまさ)さん
▽今日は谷中湖畔で親子向け釣り講座
朝日を反射して銀色に輝く谷中湖。波間で揺れていた釣りの浮きが、すっと沈みました。「きたっ!」。魚を釣り上げたのは小学生、体長約7cmの「オイカワ」です。
10月初め、野木町が主催する「遊水地釣り講座」。親子10人が参加しました。私、舘野親智(写真上の中央右)は講師です。谷中湖は台風期が終わり、水を貯め始めたばかり。春の講座に比べて条件は今一つですが、これを機にハヤなども釣れ始めました。竿さばきを教え、からんだ糸をほぐしてあげ、無心に釣ること約1時間半。計数匹でしたが、持参したバケツの中の魚を「ありがとう」と湖に戻して終了。みんな満足の表情(同上)で、自然に遊んだ愉しさが伝わってきます。
講座は約5年前から、年2回開いています。遊水地に占める町の面積は栃木市に次ぐ広さ。水辺の自然に子どもに親しんでもらう取り組みの一環で始まりました。地元で釣り経験が長い私が、当初からの案内役です。
私、前澤利正(同上の中央左)は、もう一人の講師です。舘野さんとは幼馴染で、誘われました。家からバイクで約10分、連日通い、私も釣り三昧の生活です。
「海なし県」にあって、遊水地は釣りの魅力がいっぱいです。池沼、水路、川、湖があり、水辺は変化に富んでいます。季節ごとにヘラブナ、コイ、ウグイなど釣れる魚の種類も豊富です。そして、釣り好きな仲間がここにはたくさんいます。今日の講座にも、聞きつけて釣り指導などの応援に来てくれました。ぜひ来て、声をかけてください。
講座は現在は町民が対象。問い合わせは私が釣った魚も展示する野木ホフマン館(【電話】0280-33-6667)へ。
※写真は、本紙またはPDF版32ページをご覧ください。
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