栃木市長 大川秀子
謹んで、新春のお慶びを申し上げます。
本年が皆様にとりまして、明るく希望に満ちたものとなりますようお祈り申し上げます。
令和5年を振り返りますと、明治6年に栃木県が誕生してから150年を迎える節目の年でありました。県庁堀をはじめとした県庁にまつわる史跡を数多く残す本市において、様々なイベントを開催し、市外からも多くのお客様をお迎えしました。
4月には、市立美術館において初めての展覧会を開催いたしました。皆様に親しんでいただける美術館を目指し、今後も魅力的な企画展を開催してまいりますので、ぜひお越しください。
また5月には、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症へと変更になりました。市内各所でお祭りやイベントなどが再開され、かつての賑わいが戻りつつあり、大変嬉しく思っています。
9月には都賀西方スマートインターチェンジが開通しました。これにより道路の利便性向上はもとより、地域経済・観光・救急活動など、様々な分野への効果を期待しているところです。
さらに、10月には新斎場を供用開始することができました。市民の皆様から公募し、「あじさいの杜(もり)」と素敵な愛称を考えていただきました。新しい斎場が皆様にとって落ち着きと安らぎを感じられる場所となるよう願っています。
令和6年も、将来の栃木市を見据えた事業を行ってまいります。
まず、地域経済の活性化を図るため、栃木インター産業団地および平川産業団地の造成をすすめています。栃木インター産業団地は、令和6年度に一部分譲開始を予定しておりますので、私自身もセールスマンとなり、企業誘致を行ってまいります。
次に、すべての妊産婦、こども、子育て世帯へ一体的な相談支援体制を整備するため、「こども家庭センター」を設置いたします。これは、こどもが成長し自立するまで、こどもとその家庭を包括して切れ目のない支援を行う拠点となるものです。
また、引き続き「災害に強い栃木市」を目指してまいります。栃木県がすすめております巴波川地下捷水路(しょうすいろ)整備は、本体建設工事が昨年9月に本格的に着手されました。市としても、関係機関と連携し、中小河川の改修、調節池の整備、田んぼダムの整備などを推進してまいります。
さらに令和7年2月に開庁を予定しております(仮称)都賀総合支所複合施設の整備を進めてまいります。この施設は、本市の公共施設再編モデルであり、総合支所、公民館、図書館の機能を一つにまとめ、災害時には避難所としての機能も有する都賀地域の重要な拠点施設となるものです。
本年も精一杯努力してまいりますので、どうぞ皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
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