Cliff Coffee(クリフコーヒー)オーナー
蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2022優秀賞
成沢諒(なりさわりょう)さん
蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2022優秀賞を受賞したCliff Coffeeオーナーの成沢さんにお話を伺いました。
■心の豊かさを提供したい
2年前、成沢さんが21歳のとき、国道50号沿いにクリフコーヒーを開業しました。店名の由来は、岩船山の崖(クリフ)です。「開業当初は、戸惑いもありましたが、お客様に何を求められているのかを考え、常連さんの意見を参考にしながら、現在のコーヒーとスイーツのみを扱うスタイルになりました。」
開業に至った理由を尋ねると、驚きの経歴を話してくれました。「ドイツへサッカー留学をしていましたが、コロナの影響で帰国を余儀なくされてしまいました。再度のドイツへの留学も難しくなり、サッカーに代わり、情熱を注げるものを探していました。」そんな成沢さんへ新たな道を示してくれたのが、留学先のドイツで触れたカフェ文化でした。毎朝カフェに人々が気楽に集まり、語らい、そこに集まる人々の『心の豊かさ』を感じました。
そんな人々が気軽に集まる場所を作りたい。その想いは、成沢さんが目指すビジネスプラン『地域のハブとなり、街を豊かにするコーヒー屋』に繋がっていきます。「コーヒーは手段なんです。美味しいコーヒーを提供するのはもちろんのこと、お店の雰囲気や音楽を通して、ホッとするひと時や『心の豊かさ』を提供したいです。」
■出張クリフコーヒー
店舗の経営だけでなく、前職の経験を活かした法人営業にも、力を入れています。「企業様向けのコーヒードリップバッグも販売しています。ドリップバッグの袋には、企業ロゴやメッセージなどオリジナルの印刷ができます。そこで働く方や企業を訪れるお客様へ、コーヒーを通して『心の豊かさ』を届けたいですね。」と笑顔で話します。またキッチンカーを使った営業も予定しているそうです。店舗とは逆に、『人の集まる場所』へ出向き、成沢さんのコーヒーを届けることができるようになります。
■元気の源は?
常連さんがお店に入ってきたときに交わす笑顔に喜びを感じる成沢さん。自身の元気の源を尋ねると「岩船山や太平山です。特に太平山から見える景色が好きです。太平山でも、コーヒーを提供したいですね。」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>