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きらりとちぎ人

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栃木県栃木市

urban concept store and resort蔵の街
蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2023優秀賞
髙田明日香(たかだあすか)さん

「人と地球に優しい、買い物しながら学べるお店」として箱森町にurban concept store and resort蔵の街をオープンし、蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2023優秀賞・とちぎおいしいーとこフードバレー賞を受賞した髙田明日香さんにお話を伺いました。

■環境問題と健康
栃木市で生まれた髙田さんは、お兄さんの影響でサーフィンを始め、高校卒業後は茨城県に移り住み、サーフィンにのめり込みました。そのころからサーフィンを通して、環境問題について関心を持っていたそうです。全日本大会へ出場するほどの実力でしたが、プロの道へは進まずに、栃木市へ戻り就職することに。「就職して数年働いていましたが、体調を崩してしまいました。そんな時、添加物などの化学物質が人体に与える影響について学びました。試しに添加物を控えると、体調が良くなったので、食べ物と健康の関係について考えるようになりました。そして、添加物を完全に断つのではなく、自然由来のものとのバランスをとることが大切だと気付きました。」その後、2年間農業に従事するなど精力的に活動してきた髙田さん。環境問題や健康について、自分が学んだことや経験を情報発信するためにお店を始めたそうです。

■明るく居心地の良い店内
店内は、エコを意識したサステナブル雑貨、自然由来の日用品雑貨、無添加食品、ハワイアン雑貨などが並び、明るく居心地の良い空間になっています。その中でもまず目に留まるのは、栃木市内で初めて導入されたという生活用洗剤の量り売りのコーナー。容器が不要であるため、安価に販売できるほか、プラスチックの削減にもつながるそうです。「みなさんが身近なものから環境や健康について考えるきっかけになれば、と思い始めました。」と語ってくれました。

■買い物しながら学べるお店
サーフィン、農業、起業など様々な経験を積んできた髙田さん。お店のセールスポイントを尋ねると「買い物しながら学べるお店をコンセプトにしています。商品を見てもらいながら、私が学んできたことを伝えています。私の知識を添えて商品を提供することで、お客さんが自分達には何ができるのかを考え、未来へつながる持続可能な行動を取れるように促しています。そういう意味では、一番の商品は私ですかね。」と笑顔で答えてくれました。

■今後の目標
「一番大切なものは、人とのつながりです。お店に来たお客さん同士がつながることができる、『たまり場』のようなお店にしていきたいです。」

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