栃木県栃木警察署交通総務課企画係長
栃木県警部補
交通天使
大友伸也(おおともしんや)さん
市民に交通安全のメッセージを届ける「交通天使」として、交通安全講話など啓発活動に従事する大友伸也警部補にお話を伺いました。
■その名も「交通天使」
交通総務課4年目の大友さんは、『交通安全講話』やケーブルテレビの『安全安心だより』への出演を通して、交通安全の啓発活動を続けてきました。しかし「堅いイメージの警察官が当たり前のことを言っても、市民の皆さんに興味を持ってもらえない」と考え、辿り着いたのは、『交通天使』でした。制服の背中に天使の羽、頭上に天使の輪、左胸には交通天使の名札という印象的なスタイル。『一時停止ビーム!』『シートベルト着用ビーム!』様々なビームを駆使し、交通安全を訴えます。「もともとはケーブルテレビの番組で生まれたキャラクターで、多くの人の目に留まるようにと思って考えました。上司や署長に提案したところ、快諾され、実現できました。」と笑顔で語ります。衣装は全て手作り。娘さんと一緒にYouTubeの動画を参考に製作したそうです。
■交通安全のためならなんでも
番組のコントの台本を考え、自ら天使になる大友さんの努力の根底には、「1件でも交通事故を減らしたい」という思いがあります。「交通事故を減らすためならなんでもやります。私が体を張ることで、皆さんの意識が変わるなら本望です。」
こうした啓発活動は、効果が見えにくく、なかなか成果を実感できないものですが、大友さんは「大友警部補として、街頭で広報活動をしているときに、『交通天使さんですよね』、『いつもテレビ見てます』というように声をかけられることがあります。交通天使としての活動によって、興味を持ってもらえたという事が分かり、やって良かったなという実感が湧いてきます。」と嬉しそうに話します。
■天使はいつでも現れる!
年末の交通安全県民総ぐるみ運動を控え、年内にも交通安全講話の依頼が入っていると話す大友さん。今後の交通天使の活動について尋ねると、「要望があればどこにでも行きます。いずれ私が別の部署に異動になっても、別の天使が現れてくれると信じています。」と語ってくれました。交通安全講話をご希望の方は、ぜひ栃木警察署交通総務課まで(【電話】0282-25-0110)
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