■屋根工事の点検商法のトラブルが増えています︕~典型的な勧誘トークに注意︕~
点検商法とは、「近所で行う工事の挨拶に来た」などと言って突然訪問し、「屋根瓦がずれているため点検してあげる」と言って点検した後、「このままだと瓦が飛んでご近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって工事の契約をする手口です。最近、屋根工事の点検商法に関する相談が、2018年度から約3倍に急増しています。
事例1:「屋根瓦がずれているのが見えた」と来訪した業者との契約をクーリング・オフしたい。
事例2:実家の父がずれた瓦の写真を見せられ修理工事の契約をしたが、キャンセルできるか。
事例3:「近所で工事している」と言うので点検を依頼したが、近所の工事はうそだった。
▽トラブルを避けるために
・突然訪問してきた業者には安易に点検させず、ハッキリ断りましょう。
・断ることが難しかったり、一人では判断できない場合は、家族に電話して業者と直接話してもらいましょう。
・その場で決断せず、できるだけ複数社から見積もりを取るようにしましょう。
・経年劣化部分の修理には、火災保険は支給されません。保険金を利用できるという話には気をつけましょう。
・日頃から困った時の電話・相談先を、自宅の目につきやすい場所に貼っておきましょう。
・契約書を受け取ってから8日間はクーリング・オフができる場合があります。不安に感じたら消費生活センターに相談しましょう。
問合せ:消費生活センター(本庁舎2階)
【電話】23-8899【FAX】23-8820
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