■栃木市の魅力を全国へ
栃木市長 大川秀子
謹んで、新春のお慶びを申し上げます。
本年が皆様にとって、明るく希望に満ちたものとなりますようお祈り申し上げます。
さて昨年を振り返りますと、フランスのパリでオリンピック・パラリンピックが開催され、日本中がスポーツに盛り上がった年でありました。本市においても、栃木市・小山市を拠点とするエイジェック硬式野球部が都市対抗野球大会への出場、初勝利を果たし、栃木シティフットボールクラブがJFLで優勝し、今年からJリーグチームとして新たなステージでの活躍が期待されます。女子野球においては、これまでの栃木さくらカップの実績が評価され、全日本女子野球連盟より、本市が全国で16番目となる「女子野球タウン」に認定されました。今後は、女子野球の普及と併せて、ジェンダー平等や女性目線でのまちづくりも推進していきます。
また10月には、西方城跡が国指定史跡に指定されました。これは地域の方々に協力をいただき行ってきた長年の調査が実を結んだものです。今後は西方城跡を活用した講座や催しを実施してまいります。学術的な価値もさることながら、新たな観光資源としても期待をしているところです。
さらに11月には、とちぎ秋まつりが開催され、絢爛豪華な山車が市内を巡行しました。伝統あるこの素晴らしい文化を次世代へ継承するために協力をいただいた小学生から大学生の皆さんとともに、市内外から多くのお客様をお迎えすることができ、盛大に開催できましたことを大変嬉しく思っています。
令和7年も、将来の栃木市を見据えた事業を行ってまいります。
まず、地域経済の活性化を図るため、栃木インター産業団地および平川産業団地の整備をすすめております。完成に先立ち、令和6年に一部分譲を開始した栃木インター産業団地では、内定企業との立地に向けた手続きをすすめ、近いうちに正式発表を行いたいと考えております。
さらに令和7年2月には、(仮称)都賀総合支所複合施設の開庁を予定しています。この施設は、本市の公共施設再編モデルです。総合支所、公民館、図書館の機能を一つにまとめ、災害時には避難所としての機能も有する都賀地域の重要な拠点施設となるものです。
そして、いよいよ2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」(NHK)が放送開始となります。本市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿が物語にどのように関わっていくのか、楽しみにしております。このドラマを通じて、本市を全国の皆様に知っていただく機会となります。この絶好のチャンスを活かして栃木市の魅力をアピールしてまいりたいと考えております。
本年も市民の皆様一人ひとりが幸せを感じられる栃木市づくりに精一杯努力してまいります。どうぞ皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
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