■こころの健康は良い睡眠から~3月は「自殺対策強化月間」です~
春は、転勤や進学など環境が大きく変わり、ストレスをためやすい時期です。こころの健康を保つには、規則正しい生活が基本です。その中でも、睡眠には疲労を回復し、ストレスを解消する働きがあります。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、下記のとおり年代ごとの適正な睡眠時間の確保や良質な睡眠のための取組を推奨しています。(一部抜粋)
▽成人
・適切な睡眠時間には個人差があるが、6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保する。
・食生活や運動等の生活習慣、寝室の睡眠環境を見直して、睡眠休養感を高める。
▽高齢者
・長い床上時間(寝床で過ごす時間)が健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保する。
▽子ども
・小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間を確保する。
・朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜ふかしの習慣化を避ける。
●質の良い睡眠をとるためのポイント
・日中できるだけ日光を浴び、生活リズムを整える(特に、起きる時間を一定にするとよい)
・日中、適度に身体を動かす
・寝る1~2時間前に入浴し、身体を温めてから寝床に入るようにする
・寝る直前の飲酒・飲食は避ける
忙しいときこそ睡眠がおろそかになりがちですが、できることから始めてこころの健康を保ちましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】25-3511
■高齢者歯科口腔健診は、3月31日までです!
今年度、76・81・86歳になる方を対象に、高齢者歯科口腔健診を実施しています。対象者でまだ受けていない方はぜひお申込みください。(今年度既に、高齢者歯科口腔健診の個別健診や集団健診を受けた方は受診できません。受けてしまった場合には、自己負担になりますので、ご注意ください!)
対象:今年度76・81・86歳になる方(対象者には、昨年6月頃に黄色いハガキをお送りしています)
内容:問診・歯の状況、噛み合わせや口腔機能検査
費用:無料
持物:受診券(けんしんパスポート7ページ)または、昨年6月頃に送付した黄色いハガキ
申込:令和6年度けんしんガイドブック5ページに掲載のある医療機関に直接ご予約ください。
問合せ:保険年金課
【電話】21-2136
■知ってほしいな!こころの病気がある方のくらし
こころの病気のある方が住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、地域の皆さんの理解が最も重要です。栃木市には、こころの病気のある方が自分らしく暮らせる地域づくりを目指し、活動している『くらしまるごとワーキンググループ』があります。
今回は、就労継続支援B型の障がい支援施設の職員から、通所されているワーキングメンバーのAさんを紹介します。相談から上手くサービスにつながり、地域で生活できるようになったAさんを通し、少しでもこころの病気がある方への理解を深めていただければ幸いです。
精神障がいをもつAさんは、障がいがあっても地域の中で暮らしていきたいと思っていました。病状が落ち着き、一人暮らし用のアパートを探しますが、障がいがあることを不動産屋になかなか理解してもらえず、とても苦労しました。そんな時に障がい者の支援団体のサポートを受けることで、無事一人暮らしを始めることができました。
実際に一人暮らしを始めたAさんでしたが、福祉サービスを利用するにはどうしたらよいかわからず、家に引きこもってしまうようになりました。その頃、様子を心配した障がい者支援団体の方がAさんに連絡をしました。Aさんは「悩みや苦労があってもどこに相談していいか分からないです」と今の気持ちを伝えたことで、障がい者支援団体を通して相談支援専門員につながり、福祉サービスの利用について相談することができました。
現在、Aさんはヘルパーを利用しながら一人暮らしを続けています。日中は社会復帰を目標に、就労継続支援B型での訓練に励んでいます。困りごとがあれば相談支援専門員に相談できるので心強いとのことです。
問合せ:障がい福祉課
【電話】21-2219
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