■真岡市内でも空き家は増加傾向
近年真岡市では、空き家の数が増加傾向にあり、空き家に関する苦情・相談も増えています。空き家が発生する要因は、「物件を相続したが居住者がいない」、「解体費用をかけたくない」など、さまざまですが、少子高齢化による人口減少に伴い、より身近な問題になっています。
大切な思い出が詰まった家だからこそ、この機会に空き家について一緒に考えてみませんか?
▽真岡市の空き家状況(住宅・土地統計調査)…総務省
くらし安全課空き家対策係 谷ひとみ主事
■空き家の所有者には管理責任があります
管理されていない空き家は老朽化が進み、次のような事態が発生する恐れがあります。
●隣家や歩道に雑草が伸び放題!
害虫の発生や火災の原因になることもあります。
●塀が崩れたり、瓦が落ちる!
事故が起きた場合、所有者が損害賠償責任を負う場合があります。
●猫やタヌキがすみ着いてうるさい!
排泄物などで建物の腐敗が進み、また近隣の家へ侵入する恐れもあります。
●窓ガラスが割れ、家の中が丸見え!
不審者の侵入や放火など犯罪が起きる恐れがあります。
▽危険な空き家にしないために
・定期的な換気・掃除など、適切な管理をしましょう。
・近隣の方へ緊急連絡先や来る頻度などを伝えておきましょう。
くらし安全課空き家対策係 髙村朋大 主査
■空き家を管理するには?
空き家を現状維持したいが、遠方に住んでいて管理が難しい。
●空き家に関するご相談は官民連携事業「akisol(アキソル)」へ
市では、自治体に特化した空き家の総合サービス「akisol(アキソル)」を運営する(株)ジチタイアドと連携協定を締結し、悩みを持つ空き家所有者の問題解決をサポートしています。
▽空き家にしないために わが家の終活ノート
お住まいへのご自身の思いを遺すために活用ください。
市HPID:19785
■空き家を活用するには?
空き家の売却を考えているが、買い手が見つかるか心配。
●空き家を貸したい方・売りたい方は「真岡市空き家バンク」へ(登録無料)
空き家バンクは、市内の空き家の物件情報を、市HPで情報提供し、物件を売りたい・貸したい方と買いたい・借りたい方を仲介する制度です。登録して売買・賃借の契約が成立すると、リフォーム費用などの補助制度を利用できます。
▽空き家バンク登録状況(累計)
空き家は、誰かにとって必要な家かもしれません。
お気軽にご相談ください!
■空き家を解体するには?
空き家の老朽化が進み、解体を考えているが、費用がかかってしまう。
●「空家等解体補助金」をご利用ください
市では、老朽化で周囲に危険を及ぼす恐れがあると判断された空き家(特定空家等)を解体する場合、解体費用の一部を助成しています。申請前に、特定空家等に該当するか確認する必要がありますのでお早めに相談ください。
補助額:上限50万円(対象経費の2分の1)
※詳細は市HP参照
市HPID:18082
▽使えないと思われる空き家は早めの撤去をご検討ください
家屋が密集する住宅街では、地震などの災害により倒壊した建物が道路をふさいでしまうことがあり、火災が発生しても消防車が通れず被害が拡大する可能性もあります。
問合せ:くらし安全課空き家対策係
【電話】83-8144
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