広報もおか「あの日あのころ」✕FMもおかコラボ企画
市民の方が出演し、ラジオパーソナリティと対談しました。
全3回のシリーズでお届けします。
■柳田真由美(やなぎたまゆみ)さん(72歳)
生まれ育った真岡でこれからも先人たちの思いをつむぐ
私は昭和27年に大内村で3人きょうだいの長女として生まれました。子どもの頃は、昔自分が住んでいた地域が大内村だったという記憶は無く、歴史の授業で知りました。中学を卒業後、真岡女子高校へ進学しました。当時は、平屋の木造校舎だったので、春になると校庭にある桜の花びらが教室に入ってきて、季節を感じていました。また、片道10kmの砂利道を自転車で通学していたので、雨や雪の時はとても大変だったのをよく覚えています。部活は放送部と演劇部に所属。放送部では創設に携わったり、大会へ出場しました。また、演劇部では、芸術祭などで披露していましたね。演劇が大好きだったので、将来は演劇の道に進みたいという夢もありましたが、夢のままで終わりました。
そして月日が流れ、20歳の成人式では応募した感想文が選ばれ、代表でスピーチを務めました。実は、式の少し前に交通事故に遭い、気持ちが少し沈んでいた時でしたが、市役所の北側に完成したばかりの体育館で無事にスピーチを務めることができ良い思い出になりました。
その後、子育てをしながらボランティア活動を行い、現在も朗読ボランティア「ひばりの会」や戦争体験者の話を後世に伝える「八月の会」で活動しています。八月の会の活動では、昔の人たちのご苦労があって今の平和があることを伝えたいという思いを胸に約20年活動へ尽力しています。
振り返ると、あっという間の約70年で言葉では語り尽くせないたくさんの出来事がありました。これからも地域の人たちとのつながりを大切に大好きなまちで暮らしていきたいと思います。
※対談は、8月30日(金)に放送されました。再放送は、11月15日(金)の予定です。
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