1500年以上前から真岡に鎮座する大前神社で、神職の1つである禰宜(ねぎ)を務める柳田耕史さんに、まちづくりに取り組む想いや今後の展望を、地域おこし協力隊の粟村さんが伺いました!
■延喜式内大前神社 禰宜 柳田耕史(やなぎたこうし)さん
神社の後継として生まれたので、祖父や地元の方からの期待を感じながら、大学で神職の資格を取得。修行後、真岡に帰ってきました。
最初は神社の仕事を覚えることで精一杯でした。その頃、真岡青年会議所へ何度か誘われ入ることに。地域の経営者の方々と出会ったことで地域との関わりが深まり、さらに民間企業の事情も分かるようになり、先輩方が何十年も地域を盛り上げる事業を行ってきた事をより強く感じるようになりました。
神職の仕事は、「なかとりもち」とも言われ、神様と人との間に入って、祈りを神様に伝える役割を担っています。加えて、神道では過去と未来の間を「中今(なかいま)」と言うため、中今にいて過去と未来をつなぐ役割とも言えると思います。先輩方の歴史や伝統を、次の世代にどう残していくか。あるいは削っていくか。神様との間だけでなく、人と人との間に立って、大切なものをつないでいきたいです。若者の意見を反映させ、地域の一員として人が集まる神社を作り上げていきたいです。
・市HP【ID】22527
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