■(株)真岡製作所 鋳造技術センター・研究開発センター
小森咲哉(こもりさくや)さん(28歳)
鋳物をつくる材料の知見を広げ、品質管理の向上に努めたい
▽仕事内容を教えてください
当社は鋳物製造を専業とし、主に自動車のブレーキ部品の開発・製造を手掛けており、私は製造技術の品質管理や研究開発を担当しています。具体的には、鋳物を製造する溶解材料の成分や強度を分析・調査し、材質が規定の成分値を満たしているかを検査し、必要に応じて成分の調整を行うなどして徹底した品質管理を行っています。また、研究論文の調査や学会へ参加し、製品の品質向上に向けた研究なども行っています。
▽入社のきっかけは何でしたか?
大学院で鋳造の材料となる素材の研究をしていたことと、自動車業界に興味があったこと、さらに、当社のインターンシップが他県出身者にも門戸が開かれていたことです。その際に、会社の雰囲気が良かったことや、実験設備が充実しており大学院で学んだことを活かせると思い、入社を決めました。
▽やりがいは何ですか?
当社の製品はメーカー問わず、さまざまな車種に搭載されており、その車を普段、街で見かけたときはやりがいを感じます。また、鋳物製造では市中の鉄くずなどを原材料にしていますが、現場で材質不良があったときは、原材料の調査や発生時の状況などあらゆる側面から原因を追究し、原因が解明できた時は達成感を感じます。
▽社内の雰囲気はどうですか?
人間関係が良く、働きやすい環境です。社内には社員食堂もあり、安くておいしい食事を提供しています。また、外国人技能実習生も多く、帰省時の航空券補助や日本語勉強会の実施など、働く人の多様性に沿った人材支援も行っています。
▽今後の目標を教えてください
高品質な製品をお客さまに供給するために、さまざまな材料に関する文献収集や学術セミナーへ積極的に参加し基礎知識を増やして、品質管理の幅を広げていきたいです。
●会社プロフィール
株式会社 真岡製作所
所在:鬼怒ケ丘8番地
創立:1969年
1969年に真岡市で創業し、自動車用ブレーキ部品をメインに製造する鋳物メーカーです。その他にもエンジン回りや産業用機械の部品供給を行っています。特に、ブレーキキャリパーは国内大手5社のさまざまな車種に搭載されており、高く評価されています。現在は、自動車用ブレーキ部品鋳造メーカーとして、市場シェア15%を占めています。
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