■白滝一美(しらたきかずみ)さん(八木岡在住・77歳)
歌と語りでまちに笑顔を届けたい
私は、昭和22年に東大島で5人きょうだいの長男として生まれました。きょうだいは姉3人と弟1人で、仲が良くにぎやかでしたね。歌好きな姉たちの影響で、よくラジオから流れる音楽を聞きながら一緒に歌っていました。
小学生の頃は、1年生から4年生まで山前小学校東大島分校へ通い、5・6年生になると山前小学校へ通いました。外で遊ぶことが多く、夏休みになるとラジオ体操や、小貝川で水遊びをしたり、12月になると、この地域も雪が降り、氷が張った磯山の池でスケートやそりすべりをして遊びました。山前中を卒業後、真岡高校へ進学しました。理数系が得意だったので、数学の先生になりたいという憧れもありましたが、就活をして常陽銀行へ就職しました。当時は、真岡工業団地の造成が始まった頃で、市内の就職先は限られており就活が大変だったのを覚えています。初めての配属先は、真岡支店で約4年半勤務しました。当時は、そろばんの社内大会が行われたりするほど、仕事ではそろばんが必須だったので、早起きをして仕事前にそろばんをはじくことが日課となっていました。その後は10カ店の異動を経験しました。
退職後はシルバー大学へ通い、民話、民謡、ハーモニカのクラブで活動し、現在も続けています。また、真岡観光コンシェルジュでは、真岡を訪れた方へ観光スポットなどを紹介していました。活動を通じて、これまで知らなかった真岡の歴史や文化財など、いろいろ知ることができたのでとても有意義でした。現在は、市内の小学校で読み聞かせを行っており、二宮尊徳にまつわるおはなしや歌を披露するなどして子どもたちとの交流を楽しんでいます。これからも仲間たちと楽しく活動を続けたいと思います。
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