■はじまりの元号『大化』
令和は248番目の元号で、最初の元号は大化でした。西暦645年~650年、大化の改新で知られています。大化の出典は、『荀子(じゅんし)』という本です。著者の荀子は中国戦国時代末期の儒学者で、迷信を否定して人間は終生学び続けるべきとし、後の法治国家への理論をたてました。大化は、天論篇の『陰陽大化(いんようたいかし)、風雨博施(ふううひろくほどこす)。(陰と陽が大きく変わり、風雨が広がった。)』の部分からとられました。
現在開催中の企画展『元号~「令和」制定5周年記念~』では、大化のほか明治、大正、昭和、平成、令和など19の元号が考え出された本を展示しています。
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