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【認知症特集】つながる・認める・支えあう(3)

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栃木県足利市

【認知症を正しく理解する】
『認知症』を特別視せず、その人らしさを尊重し、不安に寄り添い理解しようとする気持ちが大切です。

■認知症とは
もの忘れにより、今までできていたことが苦手になったり、幻視などの症状が出てくる脳の病気です。アルツハイマー型や血管性、レビー小体型、前頭側頭型などの種類があり、若い方でも認知症を発症することがあります(若年性認知症)。認知症の方は全てを忘れるわけではありません。自分に何かおかしなことが起こっていることは分かっていて、不安な気持ちになっています。

■ともに支え合う
認知症の方は何もできないわけではありません。周囲の少しの気遣いがあれば自分でできることがたくさんあります。地域や相談機関、介護サービス、病院などとつながって、本人・家族の不安などを周囲が理解し、安心して過ごせる環境づくりが大切です。

■自分らしくあるために
認知症になってもその人らしさを失ってしまうわけではありません。気になったら早めに相談したり、周囲とつながることで認知症の症状と付き合いながら、今できることに目を向け、人と関わりをもち、楽しみつつ過ごすこともできます。医療機関や地域包括支援センター、担当のケアマネジャーなどに相談して、自分に合った認知症の症状との付き合い方を探してみましょう。

※次のページでは認知症地域支援推進員をご紹介します。

■認知症とともに生きる希望宣言
1.自分自身がとらわれている常識の殻を破り、前を向いて生きていきます。
2.自分の力を活かして、大切にしたい暮らしを続け、社会の一員として、楽しみながらチャレンジしていきます。
3.私たち本人同士が、出会い、つながり、生きる力をわき立たせ、元気に暮らしていきます。
4.自分の思いや希望を伝えながら、味方になってくれる人たちを、身近なまちで見つけ、一緒に歩んでいきます。
5.認知症とともに生きている体験や工夫を活かし、暮らしやすいわがまちを一緒につくっていきます。

希望を持って前を向き自分らしく暮らし続けることを目指し、平成30年11月、一般社団法人日本認知症本人ワーキンググループ(JDWG)が表明した、認知症とともに暮らす本人一人一人が自らの体験と思いを言葉にしたものです。

■認知症チェック「こんなことに心当たりはありませんか?」
□同じことを何度も言う、問う、する
□今、電話を切ったばかりなのに、相手の名前を忘れる
□新しいことが覚えられない
□テレビ番組の内容が理解できなくなった
□約束の日時や場所を間違えるようになった
□慣れた道でも迷ってしまうことがある
□ちょっとしたことで苛立つようになった
□「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
□外出時に持ち物を何度も確かめてしまう
□下着を着替えないなど、身だしなみを気にしなくなった
□ふさぎ込んでしまい、何をするにもおっくうで嫌だと感じる

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