「令和6年のスタート」
新年明けましておめでとうございます。皆さまには、昨年中も市政に対しさまざまなご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
昨年を振り返りますと、コロナ禍からの回復軌道を確実なものにするためのさまざまな地域経済活性化策などに尽力してまいりました。
世界有数のコンサルティング企業であるデロイトトーマツ社などとの産学官連携協定を結び学力向上を目指す教育DXを推進、名刀『山姥切国広』取得に向けた『縷縷(るる)プロジェクト』の実施、文化観光推進策として『夜景サミット2023』の誘致をはじめ、子育て支援策の拡充、移住定住促進策の機能強化、『かんたん窓口システム』の導入、防災力の強化、新産業団地造成の着手、バレーボールチーム『レーヴィス栃木』とのホームタウン協定を締結、自動運転バス、ドローンによる物流、AI解析による水道管漏水予測の実証実験など、新たな事業の展開や従来からの事業の強化に全力で挑んでおります。
今年は、自主財源の確保に継続して努め、その財源を的確な行政サービスの実行・拡充にあてるという好循環を生み出しながら、子育てしやすい環境づくり、出生数の増加、教育力の強化、産業振興など、将来を見据えた種まきを継続していくことが必要であると思っています。引き続き、各分野において精力的な事業展開ができるように取り組んでまいります。また、耐震基準を満たさない市役所本庁舎と、取り壊してしまった市民会館の具体的な議論も進めなくてはなりません。
市民、企業、団体などの声を大切にし、市民の代表である市議会と議論を深めながら、直面している課題にしっかりと向き合い、このまちへの安心感や期待感を持って、誰もが穏やかに生き生きと暮らせる活気あるまちづくりに挑戦していきます。今年もよろしくお願い申し上げます。
「足利市のよりよい未来に向かって」
新春を迎え、謹んでごあいさつを申し上げます。
昨年5月に、皆さまの負託のもと発足した第26期足利市議会が、これまで活動に精励できましたことに対し、心からお礼申し上げます。
新人・元職あわせて8名の議員が新たに加わった今期の市議会は、女性議員の占める割合が大幅に増加しました。今後も、多様性のある開かれた議会を目指してまいります。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、社会経済活動の再開に向けて大きく前進した一年でありました。本市においても、足利花火大会や、6年ぶりとなる『夜景サミット』などが盛大に開催され、市内経済の活性化や賑わい創出につながったと実感しています。
一方で、急速に進む円安や資源価格の上昇による食料品などの物価高騰が長引いていることから、市議会では、物価高対策を盛り込んだ補正予算を議決するなど、市民生活と地域経済の支援に取り組んでまいりました。本年も引き続き、市民の皆さまの安心・安全な暮らしを守るべく対応に力を尽くしてまいります。
今後、本市では大型公共施設の更新が本格化します。本年は、新クリーンセンターの整備が具体化していくとともに、11月には指定管理者制度を導入した新斎場の供用開始が予定されています。また、市役所本庁舎の建て替えや新市民会館の建設についても本格的な議論が始まりますが、市議会では、市民の皆さまの声に真摯に耳を傾けながら、行政と積極的に対話を重ね、困難な課題にも力を合わせて取り組んでまいる所存です。
今後も諸課題をしっかりと見極め、議決機関の役割と責任の重さを自覚し、本市のよりよい未来に向かって邁まいしん進してまいります。
本年が、皆さまにとって希望に満ちた幸多い一年でありますよう心からお祈り申し上げます。
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