■牧野富太郎も注目した『翻刻植物学』
同学校が所蔵する『翻刻植物学』の版木(足利市指定文化財)は、慶応3(1867)年に足利藩校の求道館が発刊した本の版木です。中国から輸入された『植物学』を日本人が読みやすいように返り点をつけ、いち早く出版しました。
『日本植物学の父』といわれた牧野富太郎は、この本を10冊以上集めて考察し、「我が国の植物学に重要な役割を果たしている」と言っています。このように高く評価された貴重な本の版木を1月28日(日)までの『翻刻植物学と版木』展で展示しています。
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