天正14(1586)年、足利領主・長尾顕長(ながおあきなが)は、小田原の北条氏より、主従関係の証として、刀『本作長義(ほんさくながよし)』を拝領しました。それと同じ時期に、九州出身の刀工・国広(くにひろ)は足利の地を訪れます。そこで、国広は顕長の持つ『本作長義』に出会います。この出会いにより、国広は『本作長義』の写しとされる名刀『山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)』を生み出しました。
本展では、公益財団法人足利市民文化財団の『山姥切国広』取得を記念し、『山姥切国広』や徳川美術館所蔵の『本作長義』のほか、国広ゆかりの刀剣や、足利長尾氏関連作品を紹介し、国広の足跡や名刀誕生の背景を紐解いていきます。この二振(ふたふ)りの刀が、それぞれ顕長のもとを離れてから、足利の地で再開するのは435年ぶりです。ぜひ実物を間近でご覧ください。
日時:2月8日(土)~3月23日(日)午前10時~午後6時
※入館は午後5時30分まで。
観覧料:一般1,500円/高校生・大学生1,000円
※中学生以下、障がい者手帳をご提示の方は無料。
※特別料金のため、いきいきパスポートなど各種割引の適用はありません。
◎観覧は事前予約制です
『市民の日』=予約不要
『市民の日』以外=要予約
予約受付期間:12月5日(木)正午~20日(金)午後5時
予約方法:[抽選]専用サイトで受け付け
※予約に関する詳細は、市ホームページでご確認ください。
抽選結果は12月末ごろお知らせ予定です。
■市民特別入館枠『市民の日』
[2月]10日(月)、17日(月)
[3月]10日(月)、17日(月)
※入館希望多数の場合、整理券を配布する可能性があります。
問合せ:市立美術館
【電話】43—3131
■関連プログラム
※すべて参加無料・要予約。
※★の予約方法などについては、あしかがみ1月号でお知らせします。
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