「市民みんなで環境問題に取り組むために」
早川 尚秀
地球規模での気候変動や、これに起因する大規模な自然災害が続発する中で、国を挙げて環境問題を考え、主体的に取り組み、循環型社会の構築と地球温暖化対策を推進していくことが求められています。
本市においても、2050年カーボンニュートラル実現に向け、環境政策はとても重要になってきています。現在でも、例えば、家庭から排出される廃食用油について、その多くは可燃ごみとなることから、これらを回収し再利用する取り組みを進め、市内スーパーなどのご理解をいただき、7カ所を拠点回収場所に指定しています。本市の人口1人当たりの年間回収量は110ミリリットルで、全国1位の札幌市の130ミリリットルまであと少しです。
その他、プラごみ分別にも今後取り組んでいきたいと考えています。これらの事業に対する市民の皆さまのご協力をお願いいたします。
そしてこの度、幅広い年齢層の環境問題への意識を醸成し、市民みんなで『脱炭素社会』構築のために行動していく第一歩を踏み出すため、スマートフォン向けのアプリを構築し、配信していきます。今後の記者会見で詳細を発表したいと考えています。
具体的には、今年4月から半年を1期として『あしかがゼロカーボンチャレンジ』を実施していく予定です。チャレンジメニューを基に脱炭素につながる日々の行動をしてもらい、達成できたメニューを記録したり、自身の行動で削減できたCO2の量やチャレンジ項目のポイント数に応じたランキングなどを確認したりすることができます。また、お知らせ機能により、廃食用油回収に関する情報をはじめ環境に関するさまざまな情報を発信していきたいと考えています。
さらに、この取り組みに合わせ、『ゼロカーボンシティ宣言』を発出します。宣言するだけでなく、民間企業と連携して、環境にやさしいさまざまな取り組みを積極的に進めていきたいと考えています。
環境問題は私たち全員に関係する大切なことで、みんなで取り組むことが求められています。各種事業へのご理解とご協力をお願いいたします。
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