■日本文学のお手本だった『文選(もんぜん)』
同施設が所蔵する『文選』は、中国歴代の詩や文などの良い文章をまとめた本で、日本でも古くから文章を書く際のお手本となっていました。平安時代に清少納言が書いた『枕草子』には「文は文集、文選」とあります。
また、鎌倉時代に吉田兼好が書いた『徒然草』にも「文は、文選のあはれなる巻々」とあり、文章を書く人たちにとって『文選』を読んで理解することは欠かせないことでした。3月31日(日)までの『平安文学と文選』展で、これらの本を展示しています。
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