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温故創新

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栃木県足利市

早川尚秀

■産学官連携による教育DXスタートから1年
昨年の5月に、デロイトトーマツコンサルティング合同会社、足利大学、AeroEdge株式会社と、『足利市教育DXの推進に関する連携協定』を締結してから、はや1年になります。
本市が目指す『児童生徒一人一人に合った個別最適化した学び』と『利用者中心の教育環境』の実現に向け、毎週のリモート会議や学校訪問、幹部職員向け研修の実施など、職員や学校現場に教育DXの目的・価値を伝えていただきました。
教育委員会も学校現場におけるツールの導入や利用をフォローし続けてきたことで、教育DXに取り組む学校が増えてきています。
下記のグラフは『すららドリル(AIドリル)』に関するアンケート結果です。多くの児童生徒や保護者、教員が『家庭学習や学力の向上に役立つ』と実感していることが分かりました。
厳密には、役立つと『思う』よりも『どちらかといえば思う』の回答がまだ多い状況ですが、AIドリルの利用状況にはバラつきがあり、利用がこれから進むにつれ、『思う』の回答が増えていくことが期待されます。
実際に、週末にタブレットの持ち帰りを徹底し、AIドリルにチャレンジする学校、授業の内容を確認するミニテストや放課後児童クラブでの宿題実施を推奨している学校もあります。
1年目はツールの導入と利用が目標でした。2年目となる今年度は、『学力向上』へと目標をシフトさせ、積極的に取り組んでいる協力校と連携した学力向上策のモデル化の推進とともに、サポート体制の構築にも取り組んでいきたいと考えています。
本市の産学官連携による教育DXは全国的にも先進的で、まさに『足利モデル』として発信できる取り組みです。これだけ多くの方々が同じ目標に向かい共に行動してくれています。こうしたツールを活用しながら、子どもたちの学力の底上げを実現していきたいと思っています。

■すららドリル(AIドリル)アンケート結果(一部抜粋)

※教育DX詳細はこちら(本紙PDF版2ページ参照)

■温故知新は、本号から温故創新に変わりました。
○温故創新とは…『過去を学び、研究し、新しいものを創り出す』という意味です。

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