本展は、公益財団法人足利市民文化財団の刀『山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)』取得を記念して実施します。
『山姥切国広』は、足利領主・長尾顕長(ながおあきなが)の命により刀工・国広が作刀したものです。
本展は、『山姥切国広』の手本となったとされる刀『本作長義(ほんさくながよし)』のほか、国広ゆかりの刀剣や国広に作刀を指示した足利領主・長尾氏関連資料を通して、国広と足利の関わりや魅力を3章に分けて展示します。
期間:2月8日(土)~3月23日(日)
時間:午前10時~午後6時 ※入館は午後5時30分まで。
■観覧料
一般…1,500円
高校生・大学生…1,000円(1,200円)(800円)
※( )内は史跡足利学校・草雲美術館の観覧当日の入場券を受付でご提示いただいた場合の料金。
※中学生以下、障がい者手帳をご提示の方と介護者1人は無料。
※特別料金のため、いきいきパスポートなど各種割引の適用無し。
■観覧は事前予約制
予約は12月の抽選終了後の空き枠で行います。
詳細は1月6日(月)から専用予約サイトで公開し、下記期間に受け付けを行います(先着順)。
・2月観覧予約=1月12日(日)正午から
・3月観覧予約=2月9日(日)正午から
■市民特別入館枠『市民の日』
[2月]10日(月)、17日(月)
[3月]10日(月)、17日(月)
※予約不要。要観覧料。
※入館希望多数の場合、整理券を配布する場合あり。
『市民の日』=予約不要
『市民の日』以外=要予約
■大人気!刀剣乱舞ONLINEコラボレーション企画
・スタンプラリー、町巡り音声ガイド
・ポスターやのぼり旗を掲出
・コラボレーショングッズ販売
・市内で制作した劇場版映画「刀剣乱舞-黎明-」を市内映画館で上映
※詳細は本紙p6最下段『伯仲燦然』ホームページ参照。
《みどころ》
▽足利長尾氏足利長尾氏は、戦国時代のおよそ120年もの間、足利の地を治めました。三代から五代までは、武士でありながら、画技にも長(た)け、自画像を残しています。
第1章では、足利長尾家に伝来する甲冑(かっちゅう)や、戦国時代の足利の絵図のほか、足利長尾家ゆかりの絵画とともに足利長尾氏についてご紹介します。
《みどころ》
▽国広の刀
第2章では、国広ゆかりの刀17振によりその変遷をたどります。刀の姿や刃文(はもん)だけでなく、国広刀に特徴的な肌の様子や彫刻にもご注目ください。
展示室には、日本刀の見どころの図解パネルのほか、刀が完成するまでを作刀見本とともに紹介するなど、刀を初めてご覧いただく方もお楽しみいただけます。
《みどころ》
▽山姥切国広と本作長義
第3章では、足利領主・長尾顕長が、小田原の北条氏より、拝領した刀『本作長義』とともに、その写しとされる刀『山姥切国広』を展示します。
類似する部分も多くありますが、刃文などにそれぞれの個性がでています。顕長の命で、国広が二振に入れた銘にもご注目ください。
問合せ:市立美術館
【電話】43-3131
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