■いつの間にか身近な存在に~アカミミガメ~
池のある公園に行くと、岸で日なたぼっこをしているカメを見かけることがあります。市内では2種類のカメが確認されていますが、実はこれらは古くからこの地域にいたわけではないのです。
アカミミガメは、戦後に「ミドリガメ」という名前で輸入され、ペットとして全国で販売されました。その後、飼っていた個体が野外に放されるようになり、各地で野生化しました。小さな魚やエビ、水生昆虫のほか、水草や藻などを食べるため、水辺の生態系に大きな影響を与えています。
現在、博物館では市内の外来種の分布を調べています。詳しい内容は、博物館のホームページを見てください。皆さんの情報を待っています。
じゅんじ
アカミミガメ
撮影日:2016.5.31
撮影場所:鳥野目
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