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自治体の皆さまへ

男女共同参画情報 みいな(みんな いっしょに なかよく) vol.77

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栃木県那須塩原市

今回のテーマは「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」です

■無意識の偏見って?
血液型を聞いて相手の性格を想像したことや、「普通は○○だ」「たいてい○○だ」という決め付けの言葉を使ったことはありませんか?
私たちは、何かを見たり聞いたりしたときに、実際にはそうではないにもかかわらず、無意識に「きっと○○だ」と思い込みをしてしまうことがあります。これが「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」です。
この偏った思い込みは、私たちがこれまでに経験してきたことが結びついていて、日常生活にも存在します。時には、この思い込みが否定的な感情による言動となり、相手を傷つけてしまう可能性もあるのです。
「無意識の偏見」そのものがなくなることはなく、全てが悪いということはありませんが、私たちが互いに向き合い、多様性を認め合う社会の実現のためにも、自分の価値観で決め付けたり、理想を押し付けたりしないように意識してみましょう。

・女性…機械に弱い?
・痩せている人…神経質?
・リーダー…男性?

■男女共同参画セミナーを開催しました!
3月11日に、ジェンダー・ハラスメント研究家の小林敦子氏によるセミナー「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)と向き合う」を那須塩原市図書館「みるる」で開催し、26人が参加しました。
セミナーでは、クイズやテストを通して、自分は偏見を持っていないと思っていても、実は潜在的に持っているということを、心理学の観点でわかりやすく話してもらいました。
「無意識の偏見」を乗り越えるためには、物事を多面的に捉える力が必要で、複雑なものごとを複雑なままに理解することが重要だと締めくくられました。

▽参加者の声(アンケートから)
・人を多面的に見ると同時に、自分も多面性のある人になりたいと思いました
・「家事は女性がやるものだ」と無意識の偏見をしてしまった
・若い世代の参加が少ない
・アンコンシャス・バイアスをどう乗り越えていくかが分かって良かったです

■職場で悩んでいませんか?「個の侵害」
職場で、上司にしか相談していないことを周りの同僚が知っていたり、職場の外でも監視されたり、私物を写真で撮影されたり…このような行為は、私的な行為に過剰に立ち入る「個の侵害」型パワーハラスメントと考えられます。会社の人事担当や、外部の相談窓口に相談しましょう。

■第4次男女共同参画行動計画を策定しました
市ホームページまたは[本]市民協働推進課で閲覧できます。

「みいな」バックナンバーはこちらウェブ版も見てね!
※二次元コードは本誌またはPDF版をご覧ください。

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市民編集委員:
・阿久津一志
・菊地千恵
・柳場美枝子
・米田千瑳夫

問い合わせ:[本]市民協働推進課
【電話】0287-62-7019

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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