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自治体の皆さまへ

箒根学園 開校。~“令和の学校”で作る新しい1ページ~(2)

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栃木県那須塩原市

■4校の歴史と思い紡がれる。
4校がその歴史に幕を下ろしたが、4本の糸は紡がれ、新しい学校の歴史が始まる――。
開校までのエピソードを振り返った。

箒根学園開校に向け、令和元年10月31日に箒根学園設置準備委員会が創設されました。委員会は、4つの学校区の地域住民と保護者、学校の代表者で構成し、開校に向け、校歌、スクールバス、教育計画などに関する度重なる話し合いを実施。開校までに行われた回数は、総会12回、班会議71回を数え、多くの人の意見や思いが込められた学校の設置となりました。
ようやく開校を迎え、各委員からは、「今こそ地域の知恵を集結し、新しい学びを地域からも発信していきたい」「今までにない全く新しい学校ができるんだとの思いを持って取り組んできた」など、今後の箒根学園に対する熱い期待が寄せられていました。

▽準備委員会で出たさまざまな意見。それらを踏まえながら開校の準備へ
・校歌「従来の文語調の歌詞でなく、これからの新しい学校は昔の校歌という感じではなく口語調の歌詞がいいのではないか。」
・スクールバス「後期課程の部活動は旧箒根中学校で活動する関係から、生徒の移動に際して安全確保を十分に検討してほしい。」
・教育計画「コロナ禍の状況がいつまで続くか分からない。今後もICTを活用しながら対応していくというのは良い。今後の教育の在り方も変わってくるので、ICTの活用に力を入れるということは今後の役に立つと考える。」

▽無事開校し、児童生徒の姿に安堵(あんど)。地域の力を結集し、他にない素晴らしい学校を目指していこうではありませんか。
箒根学園設置準備委員会 成瀬充(みつる)会長
準備委員会発足以降、委員会では、委員の皆さまに貴重な意見を賜り誠にありがとうございました。いろいろな面で不安もありましたが、開校式での児童生徒の元気な姿を拝見し、箒根学園の明るい未来が見えました。これからがスタートです。教職員の皆さんや児童生徒、地域の皆さまの力を集結し、素晴らしい学校にしていこうではありませんか。私も微力ながらお手伝いができればと思っています。箒根学園の益々の発展を心から祈念申し上げます。

■一人一人が新しい自分をつくれる学校、それが箒根学園。
「ICT活用で学ぶ意欲向上」を教育計画の柱に掲げる箒根学園。一人一人に寄り添った学校を目指して、さまざまな特色ある教育活動が予定されている。

●予定される特色ある教育活動の一部
▽1 地域の教育資源を活用した豊かな体験活動の充実
9年間を通して、校区内に存在する「人」、「もの」、「こと」と関わることにより、豊かな心の醸成と郷土愛を育む。

▽2 異年齢集団での活動を通した自己有用感の育成
上級生が下級生の足りない部分を補える。年齢が異なる友達とのコミュニケーションを通して、「誰かの役に立っている」、そんな自己有用感の醸成に。

▽3 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現
発達の段階に応じたICT端末の有効活用や言語活動を通して、基礎学力を習得させるとともに、他者と意見や考えを交わすことで思考を深めていく。

▽4 小学校段階における教科担任制の充実
前期課程の段階から、後期課程教諭による専門性の高い指導を受けることができる。

●特色ある教育の大きな柱
ICT活用で学ぶ意欲向上

思考力・判断力・表現力の向上を目指す

▽子どもたちには、誇れる学校づくりのための3つの約束と、たくさんの人に感謝の気持ちを持ち続けてほしい。
箒根学園初代校長 山本幸子(さちこ)校長

子どもたちには、箒根学園の開校までに関わったたくさんの人に感謝の気持ちをいつまでも持ち続けてほしい。そして「負けるな、嘘をつくな、弱いものをいじめるな」の言葉を送ります。苦しいことに負けず夢を叶える努力をすること、嘘をつかずに自分の非を認める誠実な心を持つこと、思いやりの心を忘れずに弱い者をいじめることをしないこと、この3つの約束をみんなで守ることができる学校を、子どもたちと職員みんなで一緒に作っていきたいと思います。生まれたての箒根学園は、まだ足どりもおぼつかず困難もあると思いますが、職員一同子どもたちと手を取り合って、地域に誇れる学校を作るため全力を尽くす覚悟です。そして、みんなが楽しく通いたくなる場として、箒根学園を育てていきたいと思います。学区外からの通学を希望する子もお待ちしています。

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問い合わせ:西教育総務課
【電話】0287-37-5231

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