■貴重な近代建築~旧青木家那須別邸~
明治期の華族青木周蔵(子爵)は、ドイツ貴族の経営する林間農業に強い関心を持ち、那須野が原で実践しました。ドイツ建築の工法を用いた旧青木家那須別邸は、農場のほぼ中央に別荘として建築され、現在国の重要文化財に指定されています。
所在地:青木27番地
道の駅「明治の森・黒磯」
旧青木家那須別邸は、青木周蔵の別荘として明治21(1888)年に建築され、その後増築を重ね、明治42(1909)年にほぼ現在の姿になりました。
平成7(1995)年に県に寄贈され、県が同8(1996)年から解体調査を行い、同10(1998)年に南東側に50メートル移動して現在の位置に復元されました。
設計した男爵松ヶ崎萬長(まつがさきつむなが)は、ドイツのベルリン工科大学などで建築技術を学び、美しい意匠を凝らした建物を多く手掛けましたが、国内に現存するのは青木邸ただ一つです。歴史的・文化的価値だけではなく、貴重な近代建築としても見てみてください。
問い合わせ:[西]生涯学習課
【電話】0287-37-5419
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