ものづくり若人 Vol.45

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■寸分違(たが)わぬ精密な金属加工で信頼を勝ち取る
遠西護(とおにしまもる)さん
入社6年目
機械加工課

「小回りの利く会社」を目指し、プレス加工の金型設計から製品の組み立てまでの一貫した生産を実現している林工業株式会社。理化学機器の製造販売や車の部品などを製造しており、特に家庭用ミシンの主要部品は、世界シェアの80パーセントに林工業の製品が使われています。

●金属加工のスペシャリストを目指す
私は現在、機械加工課という部署に所属しながら、ロータリー研磨機(砥石(といし)を回転させて部品を削る機械)を使って、主に車の部品を作っています。
6年間かけて機械の癖を掴み、今では100分の1ミリメートルの精度を求められる業務もこなせるようになりました。特に難しいのは、金属加工に使用する精密機械の調整です。作業前に細かい設定が必要であり、調整次第では当日の生産量や工程に影響が生じるため、とても神経を使います。
一発で調整ができた瞬間はとてもうれしく、やりがいを感じます。

●説明会での言葉に感銘を受けて
弊社には高校在学中にインターンシップでお世話になり、社員の人たちの親切な雰囲気がとても印象的でした。参加した企業説明会で、「日本にしかできないモノづくりをこの会社から作っていきたい」という言葉に感銘を受けました。自分自身も、ニュースなどで製造拠点の海外移転が進んでいることを実感していたこともあり、「この会社で日本の製造業を盛り上げていきたい」と思い、入社を決めました。

●趣味を生かした今後の目標
機械作業が趣味で、休日は車やバイクの新規部品やパーツなどをいじりながら試運転を行って性能を研究したり、精密機器を取り扱っている専門店を見て回ったりしています。
今後の目標は、フォークリフトの免許を取ることです。訓練を積み重ねながら早く免許を取って、材料の運搬業務などの新しい仕事に挑戦できるよう、目標に向かって日々ステップアップしていきたいです。同時に、他の機械の勉強を行いながら経験を積んでいき、たくさんの仕事を任される存在になりたいです。

▽林工業株式会社(高柳2番地10)
業種：製造業・販売業
業務内容：精密金属加工
【電話】0287-36-6211
【HP】http://hayashi-ind.co.jp

問い合わせ：[本]商工観光課
【電話】0287-62-7130