まちかど*リポート

12／22

『地元の人たちの思いに応えて』

農家　平山　元さん

平山さんは、専業農家として米やそばなどを栽培しています。平山さんが農業を始めたのは13年前。高校卒業後は別の仕事に就いていましたが、「農家として地元の農業を良くしたいと頑張る父の姿を見て、自分も父の思いに応えたい」と農家を継ぐことを決意しました。
高齢のため農作業が難しくなった地元農家から農地を借り受け耕作している平山さんは、今では、南大和久地区の農地の半分近くを管理しているそう。「小さい頃からお世話になった人たちが『元さん、何とかしてくれないか』と訪ねてくる。大切な農地を自分に託してくれた人たちの思いに応えたい」と話します。
大小様々な農地で農作物を育てる中で多くの困難に直面し、時にはくじけそうになるという平山さん。それでも頑張り続けるのは、「農業は衰退していると言われ続けるのが悔しいから」と負けん気を見せます。広い農地面積を維持するうえで、家族以外の働き手の確保など、持続可能な農業スタイルで将来を見据える平山さんは、「農業は衰退するだけではないと証明するために、自分ができることをがむしゃらにやっている。その中で結果はついてくると信じている」と力強く語りました。