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庁舎整備ニュースレター VOL.7(2)

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栃木県那須烏山市

候補地選定のプロセス

1.抽出エリアの設定
第3次総合計画では、烏山市街地を新本庁舎等の行政機能を含めた都市機能を誘導する「都市活動拠点エリア」に位置付けています。また一部の市議会議員からは、神長地区も候補地の一つとして検討すべきとの意見が出されています。これらを踏まえ、JR烏山駅から概ね2km圏内を候補地抽出エリアに設定しました。

2.候補地の抽出
抽出エリアの中から、本庁舎やその他公共施設の整備に必要な一団の土地として確保が可能な候補地として、事務局が抽出した9箇所に、委員から追加提案のあった1箇所を加えた10箇所を抽出しました。
(1)烏山庁舎
(2)烏山図書館周辺
(3)中央公園
(4)山あげ会館周辺
(5)金井一丁目地内
(6)JR烏山駅周辺
(7)すくすく保育園周辺
(8)那須烏山消防署周辺
(9)市営神長住宅周辺
(10)県立烏山高等産業技術学校跡地周辺

3.1次評価(第4回委員会)
敷地面積が足りるか、建築基準法による土地利用等の制限に該当しないか、敷地内に災害ハザードエリアに指定されたエリアがあるか等、客観的な基準による評価を行いました。その結果、次の6箇所について、現地調査のうえ、2次評価を行うこととなりました。
(3)中央公園
(5)金井一丁目地内
(6)JR烏山駅周辺
(7)すくすく保育園周辺
(9)市営神長住宅周辺
(10)県立烏山高等産業技術学校跡地周辺

4.現地調査(第5回委員会)
6箇所について、現地調査による状況把握を行いました。

5.2次評価(第6回委員会)
2次評価に当たっては、次の5項目の視点に基づき、各委員による事前アンケートを行いました。
[1]総合計画との整合(都市活動拠点エリアの形成に寄与するか)
[2]利便性(都市機能や他の官公署との近接状況、道路や公共交通機関によるアクセス性)
[3]経済性(工事に要する期間および事業費)
[4]実現性(現地調査等に基づく土地利用上の制約)
[5]将来性(本市における課題解決の実現、その他公共施設との連携による効率化)
その結果、重要視すべきとの回答が多かった「総合計画との整合」「利便性」「将来性」の視点や、各委員から出された意見を踏まえながら、総合的な評価を行った結果、次の3箇所が選定されました。
(3)中央公園
(5)金井一丁目地内
(6)JR烏山駅周辺

■委員からの意見
・地方自治法第4条第2項(地方公共団体の事務所の位置を定めるに当たっては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならない)の規定を十分に踏まえ、利便性や将来性を第一に考えた候補地選定が必要。その後に行う候補地の更なる絞り込みに際しては、経済性や実現性の視点が重要になる。
・JR烏山線の存続や中心市街地の活性化は本市における喫緊の課題。国が推進するコンパクトシティの実現やJR烏山線を活用したまちづくりの検討が必要だ。
・庁舎だけでなく、その他公共施設を含めた「まちづくりのグランドデザイン」を描いたうえで合意形成を図ることが望ましい。公共施設再編に関するシミュレーションを行いながら、答申としてまとめていくべきで、丁寧に進めた方が良い。

今後は、3候補地の経済性や実現性を精査しながら、基本構想(素案)の検討を進めるとともに、その他公共施設の再編に関するシミュレーションを行い、「まちづくりのグランドデザイン」の検討を行っていきます。

■候補地に関するデータ一覧(抜粋)

庁舎整備検討委員会の会議資料や会議録、庁舎整備ニュースレターのバックナンバーは、市ホームページで確認できます。また、庁舎整備に関するご意見については、住所・氏名・連絡先をご記入のうえ、メールで下記あてお送りください。

問合:総合政策課庁舎整備推進室
【E-mail】sohgohseisaku@city.nasukarasuyama.lg.jp

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