JR烏山線全線開業100周年事業「からせん」の思い出

13／22

JR烏山線が4月に全線開業100周年を迎えたことを記念し、市民の皆さんから寄せられた「からせん」の思い出を紹介します。

◆羽石洋通さん(初音)からのエピソード
烏山駅発上野駅行き(直通便)は、昭和20年代後半から蒸気機関車に代わり気動車が運行されるようになりました。
その頃、蒸気機関車に乗ったときの思い出ですが、滝のトンネルに入ると急いで窓を閉めた記憶があります。当時の時刻表は通常は宇都宮駅まででしたが、朝夕1本ずつ上野駅行きの直通便がありました。私も何度か日帰りで利用した記憶があります。
その直通便では「便利屋さん」と呼ばれた職業の方と乗り合わせたことがあり、その人は地元では手に入れることが出来ない品物の注文を受けて配達し、幾ばくかの手数料を得ていたようでした。竹で作成した大きな「しょいかご」を背負い、朝6時過ぎに出発して夜の8時過ぎに帰ってきたようでした。
現在はネット通販で物が買える時代。正に隔世の感がありますね。

◆匿名希望さんからのエピソード
毎日、通学に使っていました。発車時刻間際に何度か大声で呼び止めて乗った記憶が懐かしいです。今では決して許されないですね。でも、そんな時代があったことは良い思い出です。
旅客数が減った今ですが、鉄道は今後もずっと走っていて欲しいですね。