『活字情報を「声」にして届ける』
音訳ボランティア「スマイル」代表 越井 みどりさん
音訳ボランティア「スマイル」は、広報お知らせ版の内容を音声にして、目の不自由な人に情報を届ける活動をしています。音声は専用機器を使って録音し、メンバーがそれぞれに録音したものをCDに記録。社会福祉協議会をとおして利用者に届けられます。
平成27年に結成し、7人で活動中の「スマイル」。現在、代表を務める越井みどりさんは、5年前にこの活動を始めました。もともと朗読に興味があったことがきっかけで、活動の見学に行った際にメンバーの一生懸命さに感銘を受け、入会を決意。音訳を聞いた人から感謝の手紙をもらうこともあるそうで、「目の不自由な人に、自分の声で情報を届けられる素晴らしさを実感している。利用者さんの喜びが、私やメンバーの活力になっている」と笑顔を見せます。
最近では、メンバーとともに文学作品の朗読にもチャレンジしており、「いつか皆さんにお披露目できたら」と朗読活動にも意欲を見せる越井さん。「音訳活動が、目の不自由な人と社会をつなぐ一助になると信じている。メンバーと一緒に活動を続けて、『スマイル』の活動をもっとたくさんの人に知ってもらい、利用するひとが増えたらうれしい」と話しました。
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