『住民の安全・安心を守る女性消防団』
阿久津 貴子さん
阿久津さんは、市内で飲食店を営む傍ら、地域における消防防災のリーダーとして、住民の安全と安心を守る市消防団の女性部の部長を務めています。
市女性消防団は平成22年4月に発足し、現在は20代から40代までの19人が所属。知人からの誘いをきっかけに入団し、発足当初から活動している阿久津さんは「団員同士の強い団結力が自慢です」と誇らしげな表情をみせます。
女性消防団の主な活動は、火災現場での消火活動のサポートや交通整理、住民の避難誘導など。さらに阿久津さんは、応急手当普及員として消防署員の指導のもと、消防団員や学校向けに心肺蘇生法の普及活動にも力を入れています。また、地域の見守りや救護活動の一翼を担う女性消防団について阿久津さんは「災害対応に女性の視点があることは大切なこと。女性ならではの心と体の細かいケアができるよう心がけています」と話します。
家事や仕事をしながら活動する団員らの共通認識は「無理なく自分のペースで」。それぞれの団員の生活に合わせて活動できる環境を整えています。阿久津さんは、「団員が活動できるのは周囲の理解があってこそ。活動が負担にならないようにできる範囲で無理なく、楽しくやっていきたい」と今後について笑顔で語りました。
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