『思い描いたモノを形に』
機械加工会社勤務
大森智美さん
大森さんは、精密機械部品や自動車部品を加工する市内の会社に勤務し、主に産業用ロボット用部品の加工を担当しています。高校の調理科を卒業した後は、食品会社に勤務していた大森さん。製造業という畑違いの会社に入社したのは、約2年前のことでした。
現在の勤務先に転職しようと思ったきっかけは、小さい頃から好きだったものづくりに携わりたい気持ちがあったからだそう。「この仕事のやりがいは、一から自分で機械加工をして、思い描いたとおりのモノが形になったときの達成感です」と笑顔を見せます。
大森さんは、今年、全国でも女性の保有が珍しい国家資格である技能検定2級(職種:機械加工)を取得。2級を受験するには2年以上の実務経験を必要とする試験に、入社から最短(2年)での合格を果たしました。試験は「焦らず正確に」を意識して臨んだという大森さん。「合否発表まで緊張していたので、合格できてほっとしている。先輩や上司からの助言に支えられた」と振り返ります。
いつか1級にも挑戦したいと意欲を見せる大森さんは、今後の目標について「機械加工できる幅を広げて、着実にスキルアップしたい」と目を輝かせました。
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