『女性の体と心に寄り添って』
助産師 浅川まり子さん
浅川さんは、県内の病院に勤める傍ら、市内で赤ちゃんが生まれた家庭への訪問や学校における思春期教室など、地域に根差した助産師として長年活躍しています。助産師を志したのは、看護学生時代のこと。命の誕生や女性の生涯をサポートしたいと、助産師の道に進みました。
東京都出身の浅川さんは、夫の転勤をきっかけに本市に移住。その後は子育てに励みながら、助産師の仕事を続けてきました。病院で妊娠・出産に携わるだけでなく、地域における助産師の役割も大切だと考えている浅川さんは、「地域で働くことで、お母さん一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、赤ちゃんとの生活を見守ることができる。どんな些細なことでも、お母さんが相談してくれることがうれしいんです」と優しく目を細めます。
「助産師の仕事は、命に関わる責任ある仕事なので緊張することも多い。でも、それ以上にたくさんの幸せな瞬間に出会える。女性の一生に関われるこの仕事にやりがいを感じている」と笑顔を見せる浅川さん。今後の目標を聞くと、「おばあちゃんになっても、助産師を続けること。これから更年期などの分野も研究し、幅広い年齢の女性を支えていきたい」と明るい表情で語りました。
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