オカリナで心に響く演奏を
落合信夫さん
オカリナサークル「あんだんて」の指導者を務める落合さんは、仲間とともに日々、音楽活動に励んでいます。「あんだんて」は、旧烏山町の公民館講座をきっかけに結成したサークルで、当初から落合さんが指導しており、昨年20周年を迎えました。現在も介護施設や病院などを訪問し、演奏を披露しています。
指導者としてだけでなく、演奏者として音楽イベントのステージに立ち続ける落合さん。中学2年生のときに初めてオカリナを手にし、独学で学んだそうで、学生時代は吹奏楽部に所属し、クラリネットやサックスを担当するなど、長年音楽とともに歩んできました。モットーは、とにかく楽しく演奏すること。「オカリナはシンプルだけど奥が深い楽器で、演奏する人の気持ちが音に出る。テクニックを見せるのではなく、聞く人の心に響く、温かい演奏がしたい」と話します。
落合さんは、これまでの経験を活かし、市内の小学校などで吹奏楽の指導を行っています。「子どもたちに音楽を続けてもらうことが大切。楽しそうに演奏する姿や成長を見ることが喜び」と目を細めます。
「人生やったもん勝ち。好きなことを楽しまなくちゃ」と笑顔を見せる落合さん。その温かな人柄で、音楽の輪、人の輪が広がっています。
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