『兄弟二人三脚で牧場経営』
加藤真佑さん・耕平さん
加藤真佑さん、耕平さん兄弟は、肉牛の繁殖から肥育までを一貫して行う牧場を経営しています。二人は高校生まで本市で育ち、大学はそれぞれ県外に進学。兄の真佑さんは大学卒業後に市内に戻り、父から事業を受け継ぎました。弟の耕平さんは大学卒業後9年間、宮崎県の牧場などで牛の繁殖について学んだ後、2年前に本市へUターンしました。幼い頃から牛と触れ合っていた二人は「いつか実家の牧場で牛を育てたい」という想いを抱いていたそうです。
現在は約560頭の牛を飼育し、主に真佑さんが雌牛、耕平さんが子牛を担当。早朝から牛舎の見回りを始め、餌作りや餌やり、寝床の掃除などを夕方まで行っています。耕平さんは「牛は一頭一頭個体差があり、性格も違う。飼育することに難しさはあるが、そこに奥深さややりがいを感じる」と笑顔を見せます。また、最近は、牛肉の品質を競う品評会に積極的に参加しているそうで、真佑さんは「牧場の規模を更に大きくし、繁殖率や品質などすべてにおいて高水準を目指したい」と話します。
今後は、地元にも貢献したいと語る二人。幼い頃からの夢を叶え、牛に情熱を注ぐたくましい兄弟の姿がありました。
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