◆連携強め非常時に備える 南那須地区総合水防訓練・夏季点検
台風などの水害に備え、那須烏山市と那珂川町などによる「南那須地区総合水防訓練」が7月7日(日)、緑地運動公園で行われ、川俣純子市長や小松重隆副町長をはじめ、両市町、消防、警察など約470人が参加し、連携を強めました。
コロナ禍などで中止が続き、7年ぶりとなった本訓練では、台風による集中豪雨により河川堤防が多数決壊し、甚大な被害が発生したことを想定。川俣市長を本部長に広域災害対策本部を設置し、現場の対応について指示を出しました。訓練では、消防署員の指導のもと、両市町の消防団が土のう積みや倒木などを除去するためのチェーンソー操作、ロープ結索のほか、初の試みとして消防団女性部の指導による心肺蘇生法の訓練が行われ、心臓マッサージやAEDの使い方などを学びました。また、県消防防災ヘリ「おおるり」による救出・救助訓練も行われました。
この訓練に先立ち、市消防団(大橋昭一団長)の夏季点検が同日開かれ、正副団長、消防団8分団37部・女性部が参加しました。当日は、有事の際に万全の体制で出動できるよう、服装や機械器具の点検を行いました。
◆谷口さん、澤村さん、笹崎さんが満100歳
谷口キイさん(三箇)が6月20日(木)に、澤村トクさん(上境)が7月4日(木)に、笹崎道子さん(滝田)が7月15日(月・祝)に満100歳の誕生日を迎え、市から記念品等が贈られました。
谷口さんは、現在、市内の介護施設で暮らしています。甘いものとおしゃべりが大好きで、毎日の楽しみは友人と何気ない会話をすることだそうです。
何事も無理をしないことが長生きの秘訣と話す谷口さん。お子さんやお孫さんが誕生日をお祝いしてくれたそうで、「大勢の人にお祝いされてうれしい」と話していました。
澤村さんは、現在、市外でご家族と暮らしていて、ラジオを聴くことが日課だそうです。現在も自分の足で歩くことができ、デイサービスでは音楽に合わせて体を動かすリズム体操も行います。
100歳を迎え、うれしいと笑顔を見せる澤村さん。これからの目標は「兄と同じく103歳を迎えること」と教えてくれました。
笹崎さんは、現在、市内の介護施設で暮らし、折り紙やカラオケを楽しんでいます。以前は旅行が趣味で、国内47都道府県すべてを制覇。また、JR烏山線を利用した旧烏山町の町民号には、初回から第14回まで連続して参加したそうです。
誕生日当日はお子さんなど総勢12人が集まり、楽しい時間を過ごしたそうです。
◆台風や豪雨災害に備え 城東排水施設の作動を確認
6月28日(金)、城東地区を流れる那珂川の堤防にある城東第一排水樋管及び排水施設の作動訓練が行われ、市議会議員や地元消防団、地域住民など約30人が参加しました。
城東第一排水樋管は、城東地区の雨水などを排出する水路に那珂川の増水による逆流を防ぐための水門で、排水施設は樋管を閉じた際の内水を排出するためのポンプ設備です。
参加者は機器の説明を受けた後、作動手順に沿い樋管の閉門確認と排水ポンプの作動を確認しました。
◆犯罪や非行防止を目指して 社会を明るくする運動
6月19日(水)、市役所烏山庁舎で「社会を明るくする運動に関する内閣総理大臣メッセージ伝達式」が行われ、南那須保護区保護司会那須烏山分区の佐竹信哉分区長と萩原光男副分区長が来庁しました。この運動は、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について社会全体で理解を深め、安全・安心な地域社会を築くための全国的な取り組みです。
また、同会は7月の社会を明るくする運動強化月間に併せ、7月27日(土)に山あげ祭で啓発活動を実施。観光客らに啓発グッズを配布しました。
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