「からせん」の愛称で親しまれているJR烏山線。これまで様々な機会をとおして市民の皆さんに利用いただき、その結果、令和5年度の平均通過人員が7年振りに増加しました。
また、JR烏山線を走る蓄電池駆動車のアキュムは、今年の3月で導入から10周年を迎えました。
今月号では、JR烏山線に関する最新情報やイベント情報などをお知らせします。
◆利用者 年間約9,000人増加
今年7月、JR東日本から令和5年度平均通過人員(1日1キロメートルあたりの平均輸送量)が公表され、JR烏山線は1,144人でした(グラフ1)。これまで利用者が減少傾向にあったJR烏山線ですが、前年度と比較すると7年振りに増加(1日あたり24人、年間約9,000人)しました。
しかし、進む人口減少や自動車の利用により、JR烏山線を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあります。大切な地域資源であるJR烏山線を次の世代へつなぐため、引き続き皆さんのご利用をお願いします。
◆からせん推進担当レポート
『まちづくり課に「からせん推進担当」を配置』
今年度からまちづくり課の地域交通グループ内に「からせん推進担当」を配置し、JR烏山線利用向上に向けた取り組みを強化しています。市民の皆さんに「JR烏山線を利用したい」と感じてもらえるような活動を推進していきます。
ここで、今までの活動の一部をご紹介します。
▽さんかくサロン
6月19日(水)、第17回さんかくサロン〜みんなで知ろう、話そう、烏山線!〜(平野達朗代表)が開催され、地域活動に関心がある市民など約30人が集まり、JR烏山線の利用向上に向けた意見交換会を実施しました。
からせん推進担当がゲストとしてJR烏山線の現状を説明したほか、JR東日本の職員2名も出席し、参加者の声に耳を傾けました。参加者からは、イベント開催のアイデアや具体的な利用向上策などを提案いただきました。
▽親子で学ぶ職員出前講座
6月23日(日)、下境・小原沢子供育成会(大島芳彦代表)から依頼を受け、JR烏山線に関する職員出前講座を開き、32名が参加しました。
講座では、列車の乗降方法を説明したほか、JR烏山線を利用したくなるアイデアとして、「列車を飾り付ける」「車内でゲームをしたい」などの意見が出たほか、終了後には、「からせんに乗ってみたい」という声を聞くことができました。
※職員出前講座の申し込みは随時受け付けていますので、気軽にご相談ください。
◆からせん関連 イベント情報andお知らせ
▽11/23(土・祝)アキュム導入10周年記念イベント
市JR烏山線利用向上委員会では、導入から10周年を迎えたアキュムのお祝いイベントを実施します。JR烏山線を利用し来場した人には特典を用意しますので、ぜひ、アキュムに乗って会場へお越しください。
場所:烏山駅前広場
内容:10周年記念式典、JR東日本とのJR烏山線PRブース、八溝そば、マルシェ、市民によるステージ演奏など
詳細は市ホームページをご覧ください。
▽9/1(日)~30(月)メグロゆかりの地スタンプラリー
JR東日本では、JR烏山線が昨年開業100周年、かつての目黒製作所が今年創業100周年、目黒駅が来年3月に開業140周年を迎えることから、それぞれの縁を再び「メグロ」がつなぐコラボレーションイベントとして、「メグロ」ゆかりの地を回るスタンプラリーを実施中です。
スタンプ設置駅:
・JR山手線…目黒駅、目白駅
・JR烏山線…宝積寺駅、烏山駅
条件クリアで限定賞品プレゼント
詳細はJR東日本からのお知らせをご覧ください。
▽販売中 からせんマスキングテープ
リンレイテープ(株)は、JR烏山線開業100周年を記念し、アキュムなどをデザインしたマスキングテープ2種を販売中です。
販売店:
・山あげ会館(金井2-5-26【電話】0287-84-1977)
・龍門ふるさと民芸館(滝414【電話】0287-83-2765)
・ナスカラ市場(大金155-4【電話】0287-88-8585)
販売価格:1個あたり税込440円
▽募集中 「アキュム導入10周年記念」冠事業
令和7年3月31日までの期間で「JR烏山線アキュム導入10周年記念」の冠を使用し、10周年を共に盛り上げるイベントや事業を募集します。
対象事業:市民活動団体などが独自に企画・実施し、10周年記念にふさわしい事業
支援内容:冠使用承認後、市ホームページなどで広報活動の支援が受けられます。
申請方法:所定の申請書をまちづくり課あて提出
詳細は市ホームページをご覧ください。
◆何回でも利用できます!乗って残そう烏山線!未来へつなぐ助成金交付制度
JR烏山線を3人以上で利用した場合、JR烏山線区間利用分の運賃全額を助成します。
また、受験生を応援するため、高校・大学入試や高校などが開催する見学会などへの移動でも利用できます。
助成期間:令和7年3月31日まで
※予算が無くなり次第終了
対象:市内在住の人
助成区間:JR烏山線区間(烏山駅~宝積寺駅)
申請方法:利用日から30日以内に関係書類を添えて下記あて申請する。
※普通乗車券の写しまたは領収書の写しが必要になりますので、大切に保管してください。
▽利用例
・烏山駅から宇都宮駅まで買い物へ行くため3人で往復利用
→助成区間…烏山駅から宝積寺駅まで 1人あたり往復840円を助成
・大金駅から宇都宮駅まで高校見学会参加のため1人で片道利用
→助成区間…大金駅から宝積寺駅まで 1人あたり片道210円を助成
詳細は市ホームページをご覧ください。
問合:まちづくり課地域交通グループ
【電話】0287-83-1151
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