皆さまには、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症が五類感染症へ移行し、本格的なアフターコロナの時期であると感じる中、移住定住対策、夢ある子育て・教育環境の充実、そして、観光業と農林業、商工業の活性化に力を入れ取り組んでまいりました。
当町の昨年の動きを振り返りますと、那須九尾まつりが4年ぶりに開催され、家族連れなど多くの来場者でにぎわいを見せました。また、余笹川ふれあい公園には未就学児を対象とした複合遊具を新設し、不妊治療中も安心して働き続けられるよう、町独自支援として「コウノトリ休暇奨励金」を開始しました。さらに、道の駅那須高原友愛の森の農産物直売所の整備や、林業担い手育成支援など森を育む事業に取り組んでまいりました。
今年は、町制施行70周年を迎えます。当町が歩んできた貴重な歴史を振り返るとともに、町民が誇りと愛着を深め、夢と希望にあふれた魅力ある町を未来に発信するため、デザインロゴの作成や町に関する映像の収集と放映などの記念事業を開催いたします。
また、道の駅那須高原友愛の森の農村レストラン新築も予定しております。昨年から整備している農産物直売所とともに那須の観光の玄関口として、情報発信や防災機能などの充実を図ります。当町の魅力を体感、発信できる場所として那須全体の観光の質がさらに向上することを目指します。
そして、地域活性化起業人により実施された、民間企業と連携した空き家の状態調査の結果や、地域おこし協力隊により開設された、空き家の利活用や管理、解体などに関する相談窓口により、空き家を活用した移住定住の促進に取り組みます。
さらに、昨年から開始した「那須町事業用地等情報提供制度」を活用し、雇用機会の拡大と地域経済発展のため、企業誘致の候補地となる土地や工場等の情報を収集し、町内に立地を希望する事業者へ情報提供してまいります。
町の主要産業である観光業の回復は、農林・酪農・畜産・商工業の活性化にもつながると考えております。企業誘致や移住定住の促進に向けた関係人口の増加に取り組み「夢ある未来へ!進化し続ける那須町」を目指し、みどり輝き活気と笑顔あふれるまちづくりに取り組んでまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、この1年が皆さまにとりまして幸多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。
那須町長
平山 幸宏
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