1年の間で太陽の出ている時間が最も短くなる日を冬至といいます。冬至が近づくころ、我が家では「ゆず湯にどうぞ」と大量のユズをいただくことがあります。もちろん、ゆず湯にもしますが、大半は、はちみつ漬けにして食べます。子どもの頃、祖母や母が、この時期になると必ず作ってくれるはちみつ漬け(当時は砂糖漬けでした)が大好きで、際限なく食べ続けていたことを思い出します
・薄くスライスしたユズとリンゴを交互に器に並べ、たっぷりのはちみつをかけます。冷蔵庫で寝かせ、水分が出て、しんなりしたら食べ頃です。漬け初めのリンゴのシャリッとした食感も、じっくりと漬け込んだトロッとした食感も、ユズ独特の爽やかな香りや苦みと相まって、くせになる逸品です
・冬至の日に「ん」の付くものを食べると運がつくといわれており、なんきん(かぼちゃ)・れんこん・ぎんなん・にんじん・きんかん・かんてん・うんどん(うどん)の七種が「冬至の七草」と呼ばれています。特にかぼちゃは長期保存ができる上、抗酸化作用や免疫活性化作用のあるβ-カロテンが豊富に含まれています
・今年の冬至は12月21日です。ゆず湯に入って体の芯からポカポカに温まり、肌をしっとり、ツルツルにして、冬至の七草を食べ、風邪をひかず、寒い冬を乗り越えたいものです。
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