それぞれの思いを胸に、地域おこし協力隊として那須町に移り住み、一生懸命に活動しています。
まだまだ手探りの状況ですが、那須町のために頑張っています。皆さんの温かいご支援をお願いします。
■地域おこし協力隊とは?
総務省所管の取り組みである「地域おこし協力隊」は、令和4年度で6,447人の隊員が全国で活動し、さまざまな分野において、地域活性化に取り組んでいます。
この制度は、地方自治体が都市部から人材を受け入れ、新しい視点・発想により、地域に活力を与え、最後は定住・定着につなげることを目的としており、少子高齢化が急速に進む地方にとって、メリットの大きい制度です。
■新しい視点が、地域を変える
町には、現在6人の隊員がおり「学校のICT環境の充実・町民のパソコン等相談」「インバウンド向け発信・地域魅力化」「空き家対策・活用促進」「地産地消(鳥獣害対策)」「ふるさと納税の推進」といった分野で、知識や新しい視点を生かして活動しています。
今年度取り組んできた活動内容や那須町での過ごし方、感じたことなどを伺いました。
■パソコン、スマホ完全個別指導しています
転入前自治体:神奈川県横浜市
活動開始年月:令和2年7月
活動場所:旧教育相談室
テーマ:
・学校のICT環境の充実
・町民のパソコン等相談
趣味:趣味はオートバイ整備、コンピュータ全般(修理、分解、拡張、自作)
町役場近くの旧教育相談室でパソコン、スマホの困りごと相談を受けています。アプリの設定や使い方について分からないことを気軽に聞ける場所としてご利用いただけます。予約制で1日を午前・午後・夜の3回に分け、対面でサポートしています。「わかるまで繰り返し習う」「個別でじっくり習う」「問題をきちんと解決する」場を目指しています。
エラーメッセージの意味を説明できたり、トラブル時に頼られる人を育てることが最終目的ですが、大切なのは「トラブルを楽しむ方法を教えること」だと思っています。
私自身が楽しんで相談に対応し解決の過程を楽しく教えることを心がけています。やがて「教わって嬉しい、教えて楽しい解決の輪」が広がることを夢見ています。
■町の魅力を海外へ
転入前自治体:三重県名張市
活動開始年月:令和5年6月
活動場所:那須観光協会
テーマ:インバウンド向け発信、地域魅力化
趣味:MARVEL映画/洋楽鑑賞
昨年イギリスに滞在中、日本語での情報がないスコットランドの郊外を1人路線バスで回りました。バスの本数は少なく、常に雨風のエリア。大きな観光スポットもない。それでも時間とお金を費やしてまた訪れたいと強く思う。それは現地でしか出会えない空気と〝人〞がいたから。海外から那須町にしかない空気と歴史、人に出会いに来てほしいと、英語での案内作成や町の自然な魅力と価値を発見、発信をしています。
今、観光品質評価は結果から過程、マスからエコへ。今後は芦野エリアでの空き家の利活用、活性化にも力を入れていきます。さらに英語の楽しさや、英語が世界を知り視野が無限に広がる重要なツールであることを、子どもたちや英会話に挑戦したい方へ発信していきたいです。バリ島へ移住を考えていた2020年から紆余曲折、昨年那須町へたどり着きました。このご縁を大切に楽しみながら着実に活動していきます。
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