■3月議会定例会 令和6年度一般会計予算など31議案を可決
令和6年第2回那須町議会定例会が、2月28日から3月18日までの20日間開催され、令和6年度当初予算など31議案が可決されました。主な議案は次のとおりです。
◇令和6年度当初予算
令和6年度当初予算の概要については、6頁から9頁に掲載しています。
◇令和5年度一般会計補正予算
歳入は、臨時経済対策費および臨時財政対策債償還基金費として追加交付された普通交付税や、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を追加計上するほか、基金繰入金および町債をそれぞれ減額しました。
歳出は、追加交付された普通交付税分の減債基金積立金を計上するほか、物価高騰支援のため、優良牛整備事業補助金やスイミングドーム指定管理施設光熱費超過分負担金の増額見込額を計上しました。
これらに合わせ、確定または見込額等により精査を行った結果、一般会計の総額は、4億6,000万円が減額され、153億480万円となりました。
◇人権擁護委員候補者の推薦
人権擁護委員候補者として、薄葉保夫氏(川原町)、益子ゆかり氏(音羽町3)、米山雅子氏(幸町1)、石田弘氏(上町)の4氏を法務大臣に推薦することになりました。
◇那須町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定
町長や副町長、教育長、委員会の委員や町の職員に対する損害賠償責任について、善意でかつ、重大な過失がないときは損害賠償額を限定し、それ以上の額を免責することを定めるものです。
◇那須町国民健康保険税条例の一部を改正する条例
国民健康保険税の後期高齢支援分の賦課限度額を引き上げ、現行の102万円から104万円とし、税率等を、県が示す標準保険税率に合わせ改正するものです。
◇介護保険条例の一部を改正する条例
介護保険料基準額の見直しおよび第1号保険料の多段階化(所得者の標準乗率の引上げ、低所得者の標準乗率の引下げ)のために改正するものです。
◇財産の取得
町営住宅の建設用地を取得するため、その契約について議会の承認を得るものです。
■令和6年度は固定資産税評価替えの年です
◇評価替えとは
固定資産評価基準に基づき、土地と家屋は原則3年ごとに価格を見直す制度となっており、令和6年度がその年にあたります。
土地は、地価の変動等に応じて価格を決定しますが、令和6年度は、主に「その他雑種地」の評価方法を見直しました。
◇雑種地とは
雑種地とは「宅地・田・畑・鉱泉地・池沼・山林・牧場および原野のいずれにも該当しない土地」で、大きく次の3つに分類しています。
(1)ゴルフ場等用地
(2)鉄軌道用地
(3)その他雑種地(駐車場・資材置き場・分譲地等)
◇その他雑種地の評価方法
その位置や利用状況により、付近の土地の価格に準じて評価します。宅地として利用が可能な土地や別荘分譲地等は、付近の「宅地」の価格を基準にして評価をします。
また、令和6年度から宅地を基準とした雑種地は、宅地と同様に間口や奥行など、形状による補正等を行います。
問合せ:税務課資産税土地係
【電話】72-6905
■アパート奨励金をご活用ください
若者や働き手の定住促進を目的にアパート(集合住宅)を建築した場合に、集合住宅立地奨励金を交付します。
工事に着手する60日前までの申請が必要となります。
交付要件:
・賃貸借契約を締結して入居する集合住宅であること
・1棟あたり4戸以上で、1戸あたりの専用部分の床面積が20平方メートル以上あること
・各戸に玄関、居間、水洗トイレ、浴室、台所、給湯設備が設置され、車1台以上の駐車スペースが確保されていること
・区分所有建物、サービス付き高齢者向け住宅または組立式仮設建物は除く
交付内容:3年間固定資産税相当額を交付
※令和10年度末までに、那須インターチェンジから半径5km以内に建築した場合は、交付期間が5年間となります。
問合せ:企画政策課拠点整備推進係
【電話】72-6906
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