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自治体の皆さまへ

『まちづくり懇談会』を開催しました(2)

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栃木県那須町

■高原公民館7月10日(水)
問:観光立国那須町の将来の展望はどうでしょうか。
町長:昨年9月に観光協会がDMOに登録され、さらには那須地域が地方における高付加価値なインバウンドモデル地域に指定されるなど変革期をむかえていると実感しています。これからDMOを中心に、データに基づいた戦略的な観光施策を実行し、観光客の満足度、リピート率を高めるとともに消費額の向上を図っていきます。
問:町が栄えるための条件の一つは人口の多さだと考えています。以前から那須町はアパートなどの賃貸物件および就労できる場所が少なく感じています。そしてその原因は特に閑散期に仕事が減少し生活に困ってしまう人が出てくるので、雇用側も多くの人を雇えないというところに問題があります。町が一丸となってこれまで閑散期であった時期でも通年観光客を呼び込める魅力作りが必要だと考えます。
町長:コロナ禍を経て観光客数の回復に伴い、特に観光事業者は人手不足が大きな課題となっています。県と連携し就職相談会を実施したり、那須町観光協会ではハローワーク共催で合同就職説明会・面接会を開催したり、雇用側と就労希望者側双方に支援していきます。また、町としても、賃貸物件の少なさは感じており、若い世代の定住に向け、新婚・子育て世帯向けの集合住宅を、設計、施工、維持管理を一括して民間事業者が担う「PFI方式」で整備したところです。筒地地区に新しい橋が架かることにより黒磯市街地へのアクセスも向上することから、土地を取得し、ニーズに合った住宅の建設にむけ計画を進めています。

■ゆめプラザ・那須7月17日(水)
問:高齢化による施設入所、移転、災害などで長く空き家になっている建物、また、崩壊しそうな建物の対応はどうしていますか。親族などとの連絡方法はどうしていますか。
町長:昨年度より空き家相談窓口を設置したところ、将来は空き家になるといった親族からの相談も増えているところです。相談があった内容は台帳を整備し、実際に空き家になった場合の手続き・利活用方法等を案内しています。
また、空き家になっている建物は、空き家バンクへの登録を促し、地域への移住・定住につなげるなど、空き家利活用を促進しています。
放置してある建物や崩壊しそうな建物については、倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある建物と判断できる場合は、特定空家等に認定し、所有者に対し解体に要する費用の一部を交付し、解体を促進しています。
問:交差点を止まらずに通過する車が多い為、停止線前にスビードバンプ等を設置してほしい。また、ファミリーマートからセブンイレブン間の裏道に道幅の狭い所があるが、町としては、どの様に考えていますか。
町長:旧母子センター前十字路につきまして、ご意見にあるとおり一時停止をせず通過する車両があることを現地にて確認しています。昨今、交差点付近の住宅が解体され、視距が確保できるようになったことから、これによる道路利用者の動向について注視するとともに、警察と連携しながら交通安全啓発活動を通して、交通ルールの遵守とマナーの向上を図りながら必要な対策を検討していきたいと考えています。
また、町道幸町3・立岩線の一部で道路幅員が狭い区間について、両側に住宅等の建築物があり、限りある財源の中で全面的な拡幅は困難な状況であることから、路面標示等による道路利用者への注意喚起などを検討していきたいと考えています。

掲載したのは一部ですが、町民の皆さんからいただいたご意見・ご提案を今後のまちづくりに生かしていきます。ご協力ありがとうございました。全文は町ホームページに掲載しています。

問合せ:企画政策課広報広聴係
【電話】72-6935

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