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鳥獣対策のすすめ No.3

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栃木県那須町

■ハクビシンについて
近年、中型野生動物の出没が多く報告されています。その理由として家屋に住み着いてしまう事例も増えてきたためと考えられます。
今回は、中型野生動物の中からハクビシンについて解説します。

《ハクビシンの特徴と生態》
ハクビシンの特徴は、鼻筋が白く、尻尾の長さが頭から胴体と同じ長さであることです。長い尻尾でバランスを取ることで細いワイヤーや電線を渡ることができます。
また、分厚い肉球を持ち、小さな爪を使って柱や雨樋などを登ることができます。
さらに、夜行性であり、交通量の多い都内では地面を歩かずに電線などを伝って移動します。

《被害の特徴》
◇農作物被害
ハクビシン雑食性であり、甘い物を好む傾向にあります。イチゴ・ブドウ・スイカ・トウモロコシなどがの被害が多く見られます。

◇生活被害
ハクビシンがすみかにするのは、樹洞や土中の穴です。しかし、近年では空き家や廃屋などもすみかにするようになりました。
ハクビシンは、すみかで排泄を行い、一カ所に溜糞するため、糞尿が蓄積し、天井が腐り落ちてくることがあります。

《対策方法》
◇餌場をなくす
食べ残しの適切な処理や放置果樹の伐採、柵の設置など、食べものを与えないようにしましょう。

◇すみかをなくす
家屋に住み着いてしまった場合、中にいるハクビシンを出し、侵入経路をふさぎましょう。

◇捕獲する
『鳥獣捕獲許可申請書』を役場へ提出し、役場で貸し出しを行っている箱ワナなどを使用し、捕獲しましょう。
※那須町では、捕獲した鳥獣は捕獲した方で止め刺しを行い、自身の所有する敷地内に埋葬するなど処理をお願いしています。

問合せ:農林振興課畜産係
【電話】72-6911

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