■アライグマについて
『アライグマ』はペットや動物園での展示のために北米等から輸入されましたが、力の強さや気性の荒さから、捨てられたり、逃げられたりし、野生化して日本各地で繁殖しています。
◆アライグマの特徴と生態
体の特徴は、目の周辺が黒く覆われ、ひげは白色、また尻尾はしま模様になっています。
生態は夜行性で、夜間を中心に活動をします。雑食性のため農作物以外にさまざまな生き物を食べます。生息環境として水辺を好み、カエルやエビなどを食べます。4月中旬が出産のピークで1度に3〜5頭の子どもを産み、子どもは、冬の時期まで母親と行動します。
◆被害の特徴
◇農作物被害
木登りが得意で木に実っているカキやブドウなどさまざまな農作物が被害の対象となります。
◇生活被害
家屋や神社仏閣などの屋根裏、壁の隙間、床下などに住み着くことで糞尿被害や破壊行為等の被害が報告されています。また、アライグマ回虫病や狂犬病などの感染症を持っていることがあり、噛まれると感染する危険があります。
◆対策方法
◇餌場をなくす
食べ残しの適切な処理や放置果樹の伐採、柵の設置など、食べものを与えないようにしましょう。
◇すみかをなくす
家屋に住み着いてしまった場合、中にいるアライグマを出し、侵入経路をふさぎましょう。
◇捕獲する
『鳥獣捕獲許可申請書」を役場へ提出し、役場で貸し出しを行っている箱ワナなどを使用し、捕獲しましょう。
※那須町では、捕獲した鳥獣は捕獲した方で止め刺しを行い、自身の所有する敷地内に埋葬するなど処理をお願いしています。
問合せ:農林振興課畜産係
【電話】72-6911
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