ひろコラムNo.141

32／39

野木町長　真瀬宏子
■それぞれの幸せの実現に向けて
今年も終わりに近づいてまいりました。コロナやダウンバースト等、様々な災難に見舞われた年となりました。皆様におかれましては何かと安定しない日々であったと思います。誰にも等しく年の瀬が訪れて、来年こそは、と明るい希望を持っておられる方も多いと思います。本当に一年間を通して平和で平穏な暮らしが保証されますようにお祈りしております。
さて異常気象や気候変動が常態化してきたここ数年では、春夏秋冬の感じ方も幾分変わってきていると思います。梅雨明けがはっきりとつかめないまま夏になったり11月なのに半袖を着て暑い暑いと言ったり、四季折々の季節感がだんだん崩れそうで、その日の朝に合わせて着るものを考えている自分に気付きます。その人それぞれに季節を感じて半袖からセーターまで自由に選択し、それぞれの自由な感覚で決まりがなくなってきています。自分の感性で自由に季節を感じ、自由に選択できる傾向はいい傾向だと感じています。自分の感受性を大切にすること、そしてそれが尊重される環境が貴重だと思います。これは服装に限らず大切なことと思います。
それぞれの幸せの基準は違っても、多様な幸せの基準が尊重されて、幸せ感あふれる町の実現に向かっていければ幸いです。来年こそ、それぞれ思い描く幸せが実現できる年となりますよう、共に歩んでまいりましょう。どうぞ良いお年をお迎え下さい。